今度は少年探偵団

978-4-591-14171-7

 

本書のキャッチコピー(ポプラ社による)

怪人二十面相に、五人の人気作家が挑む!

懐かしくて新しい、傑作ぞろいのオマージュ・アンソロジー

江戸川乱歩・生誕120年記念プロジェクト第一弾!

 

昭和のあの時代、学校の図書館で「怪人二十面相」「青銅の魔人」「黄金仮面」などの少年探偵団シリーズを読み漁った世代には何とも懐かしいプロジェクト。表紙&裏表紙の絵も当時のものを彷彿させる。

キャッチコピーにつられて読んでみました。

 

挑むのは、それぞれミステリーの名手五人の五作品。

①万城目学「永遠」:えっ、あの名探偵・明智小五郎て〇〇だったのか!

②湊かなえ「少女探偵団」:少年探偵団の少女版。二十面相からの予告状とか原典の流れを引き継ぐ。

③小路幸也「東京の探偵たち」:大人になった小林少年登場。登場人物はわずか三人ながらその裏に大掛かりな陰謀がうごめく・・・。

④向井湘吾「指数犬」:二十面相のお得意の無駄に大掛かりな仕掛け。最後はまさかの犬に?

⑤藤谷治「解散二十面相」:警察に連行される車の中で明智探偵たちに対する愚痴をこぼす怪人二十面相の愚痴り方がお疲れ気味のサラリーマンに重なる問題作?

 

個人的感想ですが、「指数犬」が一番原典の雰囲気を踏襲しているのではないでしょうか。次いで「少女探偵団」かな。

大人になってしまった今では二十面相の無駄に大掛かりなトリック&知恵比べとか、「読者諸君、なんということでしょう」とかちょっと笑ってしまうところが哀しいですが、そこはそれ二十面相作品のお約束ということで大目に見て昭和を堪能していただきたい。

今の子供たちにもおすすめですが、一番のおすすめはやはり原典に夢中になり原典のテイストを味わった今やオジサン世代となってしまった方々でしょう。ページ数も230P程度ですのですらすらと読めます。寝る前にチョットいかがですか?

 

それから、いつの間にか続編の「みんなの少年探偵団2」も出てたようです、知らなかった・・・。

 

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