SuperGT・2017用新型公開?

どうにも止まらないSuperGTでのニッサンGT-Rに対抗すべく、トヨタ・レクサス新型車両がいよいよ公開されます。

夏休み最後の週末(8/26~/28)、第6戦鈴鹿1000kmで記者発表が行われ、その後は一般に公開され、その際は自由に見学や撮影が可能との事。

気になるベース車両は、あれこれ雑誌を読み込んでみるに、今年1月のデトロイトショーで公開された「LC500」が有力。

 

何故変更?

では、そもそもなぜレクサスはベース車両をこれまでのRCFからLCに変えてくるのでしょう?

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それは、来年のGT500は、2014年から使用している共通モノコックを同一仕様のまま新しいものと入れ替え、規制も一部見直され、その中で最も大きな変更は「ダウンフォースの25%削減」が施されることにあります。

こうした中ニッサンはGT-R、ホンダはNSXとベース車両を継続使用するのに対して、トヨタレクサスだけが変えてくる。そこには何か特別な理由があると考える方が自然ではないでしょうか?

トヨタ時代はスープラで、レクサスで参戦となってからはSC430、そしてRCFと一貫してスポーツモデルにこだわってきたものを、ここにきて最新モデルの「ラグジュアリー・クーペ=LC」に変更する理由とは?

 

現行規制

SuperGTの現行規制では、空力性能を図る方法は、主に下記の2通りしかありません。

①改造の許された「デザインライン下」を開発すること。

②GT500に適した「デザインライン上」を持つベース車両とすること。

ある空力エンジニアの分析によると、「変更回数が定められているとはいえ、デザインライン下は3社がそれぞれ懸命に空力開発してきているので、ある意味やり尽くしたレベルにあるはず。ただその中で、開発陣の努力でどうにもならないのはデザインライン上。現行規制が採用されてからGT-Rのパフォーマンスがとびぬけて見えるのは、ボディ上面で発生するダウンフォースと抵抗のバランスが他車に比べて優れていると考えるのが妥当ではないか」

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フロア下面は3メーカーほぼ同等。デザインライン下も開発が許されているという点では、ある意味ではイコールコンディションと考えられます。にもかかわらず、空力特性を図る目安とされるリアウイングの角度を見てみると、GT-Rが最も水平に近く、最も垂直に近いのがRCFとのこと。

このことの意味するところは、GT-Rはリアウイングを寝せた状態でも十分なダウンフォースが得られているということです。1枚目RCFと2枚目GT-Rを見比べてみると、RCFはGT-Rに比べルーフ(天井)形状が野暮ったいような気がしないでもありません。

 

来期にむけて

GT-Rは今季4戦4勝と相変わらずの絶好調。特にトヨタのおひざ元FUJIでは、1号車が酷量84kgを背負ってRCF全車に先着する4位、とウェイトハンデを背負っても相変わらずの速さを披露しました。ちなみにRCF勢の最高位は5位でした。

トヨタ陣営がGT-Rのベース車両を購入しているかどうかはわかりませんが、もし購入していて風洞実験にかけた結果、現行モデルではとてもGT-Rに太刀打ちできないと判断したのかもしれません。このベース車両変更はトヨタの来季への決意の表れと取ることはできないでしょうか?

最後に

現行RCFがGT-Rに比べて劣っているところは、「ボンネット形状」「ルーフ形状」「Cピラー」の3点とのことなので、見に行ける方はそこの点を注目してみてください。

 

 

正式リリース

トヨタ自動車とGTアソシエイションは、第6戦鈴鹿1000km(8月27日-28日)の前日8月26日(金)午前に2017年シーズンより使用する新型GT500クラス車両の記者発表会を実施する。発表された新型車両は、この新型GT500クラス車両のベースとなる車両と共に、第6戦の開催期間中は鈴鹿サーキットのGPスクエア内特設イベントブースで展示される。

SUPER GTのGT500クラスでは2014年にDTMとの規則統合を行い、大幅に車両規定が変更され、レクサスはRC FをベースとしたGT500マシンを現在は使用。そして、2017年にその規定の変更を予定している。これに併せレクサス、Honda、日産は2017年シーズンに向けた新型車両の開発を今、正に進めている。レクサスはその先陣を切って、この第6戦鈴鹿で新型車両の発表を行うこととなった。

レクサスの新型マシンは?また、そのベース車両は何なのか?  SUPER GTファンなら気になるニューマシンをぜひ第6戦鈴鹿で確認してほしい。

なお、Honda、日産の新車両は、本年のSUPER GTシリーズの最終戦もてぎ大会での披露を予定している。(SuperGT.net より)

 

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