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国民栄誉賞の日
1977年のこの日、2日前の9月3日に通算ホームラン数の世界最高記録を作った王貞治が、日本初の国民栄誉賞を受賞した。
国民栄誉賞とは、前人未到の偉業を成し遂げ、多くの国民から敬愛され、夢と希望を与えた人に贈られる賞である。
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クリーンコールデー(石炭の日)
商産業省(現在の経済産業省)の呼びかけにより、日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会等8団体が1992年に制定。「ク(9)リーンコ(5)ール」の語呂合せ。エネルギー源としての石炭のイメージアップを図り、ほかの化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多い石炭をクリーンなエネルギーとするための技術開発に取り組んでいることをPRする日。火力発電所の一般公開等が行われる。
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今日の昔話
うわばみ退治・吉四六(きっちょむ)さん
むかしむかし、吉四六さんと言うとてもとんちの上手な人がいました。
ある日の事、吉四六さんは畑でとれた小麦(こむぎ)を村はずれの水車(すいしゃ)小屋に持って行って、粉にしてもらいました。
「これで、うまいうどんでも作って食べよう」
ごきげんで家に帰ろうとすると、突然うわばみ(→大蛇)が現れたのです。
うわばみは大きな口を開けて、吉四六さんを飲み込むつもりです。
「うへぇっ!」
いかに吉四六さんがとんちの名人でも、うわばみにとんちは通じません。
吉四六さんが慌てて逃げ出すと、うわばみも追いかけて来ました。
さいわい松の木があったので、吉四六さんは松の木によじ登りましたが、うわばみはなおもしっこく追いかけて来て、大きな口をアングリと開けました。
「こりゃあ、もう駄目だ。なむあみだぶつ」
その時です。
ガタガタと震えていた吉四六さんのふところから、大事にしまっていた粉の包みが落ちてしまい、それがうわばみの口にすっぽりと入りました。
びっくりしたうわばみは、自慢のキバで粉の包みを噛み破ったからたまりません。
ゴホッ、ゴホホホゴホ。
ハックショーン、ゴホゴホ、ハックショーン。
うわばみは、せきとくしゃみをしているうちに粉を喉に詰まらせて、バッタリと死んでしまったのです。
さて、この事が村人に知れ渡ると、村人たちは大いに吉四六さんを褒め称えました。
「粉の包み一つでうわばみを退治するとは、さすがは吉四六さんじゃ」
「よくぞ、あの厄介者のうわばみを退治してくれた」
でも、吉四六さんはあまりうれそうではありません。
(まったく、今回はただ逃げていただけで、とんちを使うひまもなかった。・・・おもしろくねえ)
吉四六さんは、そんな人です。
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今日の出来事
1905年 アメリカ・ポーツマスで「日露講和条約(ポーツマス条約)」に調印。日露戦争が終結。
1945年 この日までにソ連軍が北方領土を占領。
1962年 国鉄スワローズの金田正一投手が通算3509奪三振の世界記録(当時)を達成。
1972年 ミュンヘン五輪でパレスチナゲリラ「黒い九月」がイスラエル選手団宿舎を襲撃し選手を人質に立て蘢り。救出に失敗し人質全員が死亡。
1977年 王貞治が初の国民栄誉賞を受賞。
