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テニスの日
日本テニス協会をはじめとした、テニスに関わる多数の団体で結成された日本テニス振興協議会が1998(平成10)年に制定しました。
テニス愛好者の創出と育成などを目的にしています。
この日、各種のイベントが全国各地で開催されます。
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海王星の日
1846年のこの日、ベルリン天文台のガレが海王星を発見した。
1781年の天王星の発見以降、その軌道がニュートンの天文力学に合わないのは、その外側にさらに惑星があるためだと考えられていた。そのためいろいろな科学者が天王星の軌道の乱れ等を元に未知の惑星の大きさや軌道・位置を計算した。そして、フランスのル・ベリエが計算で予言した場所に新しい惑星が発見された。
イギリスのアダムスもその場所を突き止めていたため、ル・ベリエとアダムスが共同発見者とされている。
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不動産の日
全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)が1984(昭和59)年に制定。
秋は不動産取引が活発になる時期であることと、「ふ(2)どう(十)さん(3)」の語呂合せから。
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万年筆の日
1809年、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具を考案し、特許をとりました。
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今日のおもな出来事
- 1964年 王貞治が年間55本塁打の日本新記録を出した。(当時)
- 1981年 新日本プロレスの田園コロシアム大会でラッシャー木村、アニマル浜口がリングに上がり、アントニオ猪木に「こんばんは」と挨拶してしまい失笑を買った。
のちにラッシャー木村のマイクパフォーマンスは、一世を風靡することとなる。
1984年 大相撲の蔵前国技館がこの日の秋場所千秋楽をもって閉館。35年の歴史に幕。
現在は両国国技館で開催。
- 1987年 沖縄県などで、日本では29年ぶり、20世紀最後の金環日食が観測された。
- 2008年 福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が勇退を表明。
- 2015年 フォルクスワーゲンによるディーゼル車の二酸化炭素排出量偽造がアメリカ合衆国で発覚。
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今日の昔話
ネコの茶碗
むかしむかし、ある峠で茶店を開いているおばあさんが、一匹のネコを飼っていました。
どこにでもいるただのネコですが、そのネコのごはんを入れている茶わんが何とも素晴らしい茶わんで、目利きの人なら喉から手が出るほどです。
ある日、茶店で休んでいた金持ちのだんなが、それを見て驚きました。
(ネコに小判とは、よく言ったものだ。このばあさん、茶わんの値打ちがまるでわかっていない)
そこでだんなは、何とかしてネコの茶わんを手に入れたいと考えました。
だんなはネコのそばへ近寄ると、その頭をなでながら言いました。
「なんて、可愛いネコだ。実に素晴らしい」
「そうですか? 一日中ブラブラしている、何の役にも立たんネコですよ」
「いやいや。なかなかに、利口そうなネコだ。それに、毛のつやもいい。なんなら、わしにゆずってはくれないか?」
「まあ、可愛がってくれるなら、ゆずってもいいですよ」
おばあさんの言葉に、だんなはしめたと思いました。
後はネコと一緒に、あの茶わんもつけてもらえばいいのです。
「それで、いくらでネコをゆずってくれるかな?」
「そうですね。ネコの事ですから高くも言えませんが、一両でゆずりましょう」
「はっ? 一両(約七万円)も!」
(こんな汚いネコに一両も出せとは、とんだばあさんだ)
と、思いましたが、あの茶わんは、とても一両や二両で買える品物ではありません。
「わかった。一両出そう」
だんなは財布から一両小判を取り出して、おばあさんに渡しました。
ここからが、本番です。
「ところで、ついでにこの茶わんももらっていいかな? 新しい茶わんより食べなれた茶わんの方が、ネコも喜ぶと思うので」
そのとたん、おばあさんがピシャリと言いました。
「いいえ、茶わんをつけるわけにはいきません。これは、わしの大事な宝物ですから!」
(ちぇっ、このばあさん、茶わんの値打ちをちゃんと知っていやがる)
だんなはくやしくなって、思わず声を張り上げました。
「大事な宝物なら、なんでネコの茶わんなんかにするんだ!」
「何に使おうと、わしの勝手でしょうが! さあ、ネコを持って、とっとと帰っておくれ。この茶わんは、いくら金をつまれたってゆずりませんからね!」
だんなは仕方なく、ネコを抱いて店を出て行きました。
でも、もともとネコが好きでないだんなは、
「ええい、腹が立つ! お前なんか、どこへでも行け!」
と、峠の途中でネコを投げ捨てました。
ネコはクルリと回転して着地すると、そのまま飛ぶように茶店へと戻っていきました。
「よし、よし。よう戻って来たね」
おばあさんはネコを抱きあげると、何度も頭をなでてやりました。
「お前のおかげで、またもうかったよ。これで二十両目だね。ヒッヒッヒッヒッヒッヒッ」
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今日の四字熟語
常套手段(じょうとうしゅだん)
意味:いつも決まって使うありふれた方法や手段を月並みで変化のない方法手段のこと。
使い方:常套手段とはいえ、そのやり方には好感が持てない。
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今日のことわざ
ペンは剣よりも強し
意味:武力より言論の方が社会に及ぼす影響が強いということ。
解説:実際に戦ったらどんな頑丈なペンでも、剣には勝てません。しかしペンは文字を書いて沢山の印刷物となります。それが大勢の人に読まれ大きな力となうのです。比べて剣はほんのわずかな人しか倒せません。