噂は本当だった。ツールとジロを2回、ブエルタを3回制しているアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)がトレック・セガフレードへと移籍することが正式に発表されました。契約は1年間。
「これからのチャンスにワクワクしている。トレック・セガフレードは魅力的で、僕のやる気を高めてくれるチームだ。チームとはマネジメント上における良い話し合いができ、多くの目標を共有することができた。最大の目標はカレンダー上で最も重要なレース、つまりツール・ド・フランスで総合優勝することだ」
「トレック・セガフレードのチーム戦力も移籍に至った大きなポイント。山岳だけでなく、どんな状況にも対応できる経験豊富で強力な選手が多数在籍している。オープンで、インターナショナルな雰囲気も好き。このチームが僕にチャンスと好調の波をもたらしてくれると確信しているよ。僕は勝利のために走り、チームに報いることができるよう全力を尽くす」
コンタドールの重要な山岳アシストであるヘスス・エルナンデス(スペイン)と、2013年から監督として”ピストレロ”を指導してきたステフェン・デヨンフ氏も同じくティンコフから移籍が決定。
ジョン・デゲンコルブ(ドイツ)を加入させるなど、従来体制からの脱却を行っている最中のトレック・セガフレード。先日にはツール・ド・スイスとツール・ド・フランスでステージ優勝を挙げているヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、現IAMサイクリング)の加入も発表されています。
また、別府史之選手も同チームと2年間の契約を更新している。
今期もコンタドールは、スペシャライズドと個人スポンサー契約を結んでいるため、ライバルのトレックチームへの移籍に関しては疑問視されていましたが、噂通りに移籍の運びとなりましたね。
年初の予定では今期がラストイヤーのはずでしたが、ツール・ド・フランスでの不完全燃焼で気が変わったかな?