今日は何の日? 9月28日

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  • パソコン記念日

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PC-9821

1979(昭和54)年のこの日、日本電気(NEC)がパーソナルコンピューターPC-8000シリーズを発売し、パソコンブームの火付け役となりました。
その後に発売された9800シリーズ、いわゆる「キューハチ」は、その快進撃により市場の6割を確保していました。

 

  • 世界狂犬病デー

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2006年に発足した狂犬病予防連盟が制定。狂犬病ワクチンの開発者であるパスツールの忌日。

狂犬病とは?
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極めて稀ではあるが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症である。

症状:感染から発症までの潜伏期間は咬まれた部位等によってさまざまであるが、一般的には1~2カ月である。発熱、頭痛、倦怠感、筋痛、疲労感、食欲不振、悪心・嘔吐、咽頭痛、空咳等の感冒様症状ではじまる。咬傷部位の疼痛やその周辺の知覚異常、筋の攣縮を伴う。脳炎症状は運動過多、興奮、不安狂躁から始まり、錯乱、幻覚、攻撃性、恐水発作等の筋痙攣を呈し、最終的には昏睡状態から呼吸停止で死にいたる。狂犬病は一度発症すれば、致死率はほぼ100%である。
ヒトからヒトへの狂犬病の感染例は、狂犬病患者からの角膜移植を除いて報告されていない。

治療・予防:海外、特に東南アジアで狂犬病が疑われるイヌ、ネコおよび野生動物にかまれたり、ひっかかれたりした場合、まず傷口を石鹸と水でよく洗い流し、医療機関を受診する。狂犬病ワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリンを投与する。狂犬病は一旦発症すれば特異的治療法はない。このためできるだけ早期に、ワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリンを投与する必要がある。
海外では、むやみにイヌや野生動物に接触しないこと、現地の状況や活動範囲などから危険度を考慮して、必要があればワクチンをあらかじめ接種するよう勧められている。予防用とし てのワクチン接種は4週間隔で2回、さらに、6~12カ月後に追加免疫をする。

 

  • プライバシーデー

1964(昭和35)年、三島由紀夫の小説『宴のあと』でプライバシーを侵害されたとして有田八郎元外務大臣が作者と発行元の新潮社を訴えていた裁判で、東京地裁がプライバシー侵害を認め、三島由紀夫に損害賠償を命じる判決を出しました。
日本でプライバシーが争点となった初めての裁判でした。

「宴のあと」事件とは?
1961年3月15日、元外務大臣・東京都知事候補の有田八郎は、三島の『宴のあと』という小説が自分のプライバシーを侵すものであるとして、三島と出版社である新潮社を相手取り、慰謝料と謝罪広告を求める訴えを東京地方裁判所で起した。裁判は、「表現の自由」と「私生活をみだりに明かされない権利」という論点で進められたが、1964年9月28日に東京地方裁判所で判決が出て、三島側は80万円の損害賠償の支払いを命じられた。この後、1965年に有田が死去したため、有田の遺族と三島との間に和解が成立した。

 

  • 今日の昔話

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食わずの梨
童話・昔話・おとぎ話の「福娘童話集」

むかしむかし、旅のお坊さんが修業のために、四国の屋島(やしま)の山へ登っていた時のお話しです。

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細い山道を一生懸命登っていたお坊さんは長旅でのどが渇いたのですが、運悪く水の持ち合わせがありません。
ふと見ると、梨(なし)の木においしそうな梨が実っているのが見えました。
ちょうど男の人が梨をもいでいたので、お坊さんは梨の木に登っている男に頭を下げて頼みました。
「すみません。のどが渇いて、困っております。どうかその梨の実を一つ、分けてもらえませんか?」
すると男は、めんどくさそうに言いました。
「だめだめ。これは石の様にまずい梨で、一口食べたら、ペッと吐き出すほど味がないんですよ」
「石の様に固くても、吐き出すほどまずくてもよいから。どうか一つ」
そう言って、お坊さんがいくら頼んでも、
「いいや、だめだ。この梨は食えない梨だから、はやくあっちへ行ってください」
と、言うのです。
「・・・そうですか。なら、仕方ありません。あっちへ行きましょう」
あきらめたお坊さんは男と梨の実をチラリと見ながら口の中で呪文を唱えると、どこかへ行ってしまいました。
そのお坊さんの後ろ姿を見ながら、男はにやりと笑いました。
「えっへへへ、行きおった、行きおったわ。こんなにうまい梨の実を、こじき坊主にくれてやるなんてもったいないわ」

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翌日、男は梨の実を、町へ売りに行きました。
「えー、梨はいらんかね」
するとたちまち、多くの人が集まって来ました。
「いつもの甘い梨、おくれ」
「ほんとにあんたの梨の実は、うまいねえ」
「うちにも、どっさりだよ」
梨の実はどんどん売れて、男はニンマリです。
すると梨をひとかじりしたお客の一人が目を白黒させて、食べた梨をペッと吐き出しました。
「なんだ、この梨は!」
その声で、他のお客たちも買った梨を食べました。
「本当だ。こりゃあひどい。石の様に固いぞ」
「それに、まるで味がしないじゃないか!」
お客たちは怒って、梨の代金を返せと言いました。
梨売りの男は首を傾げながら、
「おかしいなあ? 昨日食べた時は、とてもうまかったんだがなあ」
と、ガブリとかじりました。
そのとたん、あまりのまずさに梨売りの男も、思わずペッと吐き出しました。
「ペッ、ペッ。こんな石の様にまずい梨の実は、初めてだ。これじゃあ誰でも、一口食べたらペッと吐き出すぞ」
そしてその自分の言葉に、ハッとしました。
今の言葉は梨を恵んでほしいと頼んだお坊さんに自分が言った言葉と、同じだったからです。
「もしかして、あのお坊さまはうわさに聞く弘法大師さまだったのでは。・・・ああ、おれの心が悪い為に、梨の味がこんな事になってしまった」
それからも、男の梨の実がおいしくなる事はありませんでした。
そして町の人たちは、男の梨の実を『食わずの梨』と呼ぶようになったそうです。

その梨の木は、今も屋島に残っているといわれています。

 

  • 昔話からの今日の四字熟語

自業自得(じごうじとく)
意味:自分のした悪いことの結果が自分の身に降りかかってくること。
使い方:君はよくうそつくから信頼されないんだ、それは自業自得というものさ。
由来:仏教からきた言葉。元は自分の行いの報いを自分の身にうけなければならないという意味。

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  • 昔話からの今日のことわざ

墓穴を掘る(ぼけつをほる)
意味:自分で自分の身を破滅させるような行いをしてしまうこと。
使い方:犯人の偽装工作がかえって墓穴を掘る結果となってしまった。

 

 

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