- ミステリー記念日
1849年、ミステリー小説(推理小説)の先駆者・エドガー・アラン・ポーが亡くなりました。
1845年に発表された『モルグ街の殺人』が、世界初の推理小説と言われています。

- 盗難防止の日
2003年、自動車盗難や住居侵入による盗難に歯止めをかけるため、「10(トー)7(ナン)」の語呂合わせから、日本損害保険協会が制定 しました。
全国各地で盗難防止の呼びかけが行われます。
- バーコードの日
1952年のこの日、アメリカでバーコードの特許が認められました。
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今日のおもな出来事
1946年 衆議院で大日本帝国憲法改正案が可決。「日本国憲法」が成立。日本国憲法
1957年 後楽園で日本初のプロレス世界タイトルマッチ・力道山vsルー・テーズ戦を開催。両者力尽きて引き分け。
1984年 グリコ森永事件で、大阪のスーパーなどで青酸入りの森永製品が発見される。グリコ森永事件
1985年 テレビ朝日で『ニュースステーション』が放送開始。 ニュースステーション
2001年 米軍がアフガニスタン侵攻を開始。 アフガニスタン侵攻_(2001)
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今日の昔話
あこや姫(山形県の昔話)
むかしむかし、千歳山の麓に、あこや姫という、とても琴の上手なお姫さまが住んでいました。
ある夜の事、あこや姫が琴を弾いていると、
♪ピーヒャララ
と、どこかからか素晴らしい笛の音が聞こえてきました。
あこや姫がその笛の音色に聞き惚れて、思わず琴の手を止めると、その笛の主である若者が姿を現して、こう言いました。
「私は、名取の左衛門太郎という者です。あなたの琴の音に惹かれて、ここまでやって来ました。さあ、あなたの琴をお聞かせ下さい」
「はい。それでは、ご一緒に」
それからというもの、あこや姫が琴を弾き始めると、若者は笛を吹きながら現れるようになったのです。
そんなある日の事、今日も笛を吹きながらやって来た若者が、沈んだ表情であこや姫に言いました。
「実は私は、千歳山の老松なのです。明日、私は、流された名取川の橋材として切り倒される事になったのです。ですから、もうここには来られなくなりました」
若者はそう言って悲しくほほえむと、すーっと、煙のように姿を消してしまいました。
次の日、あこや姫が名取川に言ってみると、左衛門太郎が言っていた通り、村では名取川の大橋が洪水で流されていて、その代わりに老松が切られる事になっていたのです。
「そんな・・・」
びっくりしたあこや姫が、その老松の所へ行ってみると、すでに老松は切り倒された後でした。
けれど不思議な事に、村人たちがその老松を運ぼうとしても、老松は見えない根でも生えているかのように、びくとも動かないのです。
けれど、あこや姫が老松のそばに来て、切られた老松に手をかけると、今までびくともしなかったのが嘘のように、老松は動き出したのです。
それから数日後、あこや姫は老松が切られた場所に若松を植えて、万松寺を建てて菩提を弔ったのです。
やがてこの松は、『あこやの松』と呼ばれるようになり、あこや姫と老松が最後に別れた峠を、『笹谷峠』と呼ぶようになったそうです。
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今日の雑学
油脂でできた石鹸でなぜ油が落ちる?
相性が悪い関係を指して「水と油」などということがありますが、これは実際、物質としての水と油がまざりにくい現象から生まれた表現です。
例えば、手に油がついてしまった場合、水で流すだけではべたつきは取れません。そこで石鹸の出番となるわけですが、よく考えてみれば石鹸も原料には油脂が使われています。
では、なぜ石鹸で油汚れが落ちるのでしょうか。そのヒントは石鹸に含まれている界面活性剤にあります。
界面活性剤は、一つの分子の中に水になじむ部分と油になじむ部分が存在する成分です。全く相反する性質が水と油をつなぎとめ、相性の悪い両者をなじませます。これにより洗浄が可能になるのです。
この界面活性剤は石鹸以外にも、マヨネーズやバター、あるいは化粧品など、水と油分を使う商品に乳化剤として加えられています。
中でも自然界に存在する「天然界面活性剤」と、石油などの原料で人工的に作られた「合成界面活性剤」の2種類があり、商品としては圧倒的に後者の方が多く出回っています。
ですが、人工的なものは何からできているかによって、人体への影響を指摘する声もあります。心配な人は、天然のものを選ぶ方がいいでしょう。
化学物質無添加へのこだわり