- コロンブス・デー,大陸発見記念日(Columbus Day)
1492年のこの日、クリストファー・コロンブス(クリストバル・コロン)が率いるスペイン船隊が新大陸アメリカに到達しました。
西周りの航海でジパング(日本)とインドを目指したもので、コロンブスは最初の到達地がインドだったと亡くなるまで信じていたそうです。
- 豆乳の日
日本豆乳協会が制定。
10月は「体育の日」がある月であることから。12日は「とう(10)にゅう(2)」の語呂合せ。
-
今日のおもな出来事
1978年 国土計画のクラウンライターライオンズを買収、埼玉県所沢市への移転が発表。翌シーズンから「西武ライオンズ」となる。 埼玉西武ライオンズ
1983年 ロッキード事件丸紅ルートで、田中角榮元首相に懲役4年・追徴金5億円の実刑判決。ロッキード事件
1999年 世界の人口が60億人を突破。 世界人口
2006年 北海道日本ハムファイターズが25年振りにリーグ優勝。 北海道日本ハムファイターズ
-
今日の昔話
キツネのお産(山口県の昔話)
むかしむかし、あるところに、とても腕のいいお産婆(さんば)さんがいました。
お産婆さんとは、赤ちゃんを産むお手伝いをしてくれる人の事です。
このお産婆さんに来てもらうと、どんなにひどい難産でも楽に赤ちゃんを産む事が出来ると評判でした。
ある夜の事、お産婆さんが寝ていると、ドンドンドンと誰かが戸をたたきました。
「はて、急なお産かな?」
お産婆さんが急いで戸を開けると、このあたりでは見た事のない男の人が、青い顔で肩で息をしながら立っています。
「お産婆さん、早く来てください! 嫁が今、苦しんでいます! 初めてのお産なもんで、どうすればいいかわかりません!」
「はいはい、落ち着いて。それで、お宅はどちらかね?」
「わたしが案内しますので、急いでください!」
お産婆さんは大急ぎで着替えて、お産に必要な物を持って外へ出ました。
「おや?」
外へ出たお産婆さんは、首をかしげました。
外はまっ暗なのに男の人のまわりだけは、ちょうちんで照らしたように明るいのです。
「早く! 早く、お願いします!」
不思議に思うお産婆さんの手を、男の人がぐいと引っぱって走り出しました。
さて、男の人と一緒に、どのくらい走ったでしょう。
気がつくとお産婆さんは、見た事もないご殿の中にいました。
そこでは数えきれないほどたくさんの女中さんがお産婆さんを出迎えて、
「どうか奥さまを、よろしくお願いします」
と、頭をさげます。
長い廊下を女中頭(じょちゅうがしら)に案内されると、金色のふすまが見えました。
「奥さまが、お待ちでございます」
女中頭に言われて部屋に入ると大きなお腹をかかえた美しい女の人が、ふとんの上で苦しそうに転げ回っています。
「はいはい、落ち着いて。わたしが来たから、もう大丈夫」
お産婆さんはやさしく言うと女中頭にお湯や布をたくさん用意させて、さっそくお産にとりかかりました。
「さあ、楽にして、りきまずに、力を抜いて、そうそう、がんばって」
すると、まもなく、
「フギァアーー!」
と、元気な男の赤ちゃんが生まれました。
「ふう、やれやれ」
お産婆さんが汗をぬぐうと、さっきの男の人が目に涙を浮かべてお産婆さんにお礼を言いました。
「本当に、ありがとうございました。無事に息子が生まれ、こんなにうれしい事はありません。どうぞ、あちらの部屋でゆっくりお休みください」
お産婆さんは長い廊下を連れていかれて、今度は銀色のふすまの部屋に案内されました。
「おや、まあ」
そこには黒塗りの見事なおぜんがあり、お産婆さんのために用意されたごちそうがならんでいます。
「ああ、ありがたいねえ」
お産婆さんは用意されたごちそうをパクパクと食べると、うとうと眠ってしまいました。
それから、どのくらい時間がたったでしょう。
コケコッコー!
一番どりの鳴き声で、お産婆さんははっと目を覚ましました。
「ここは?」
立派なご殿にいたはずなのに、お産婆さんが目を覚ましたのは古い小さな小屋の中でした。
「不思議な事もあるもんだねえ」
お産婆さんは村に帰ると、村の人たちにゆうべの事を話しました。
すると村人たちは口々に、
「それはきっと、お産婆さんの評判を聞いて、キツネが頼みに来たにちげえねえ」
と、言ったそうです。
-
今日のことわざ
狐につままれる
意味:狐に化かされたように、意外なことが起こって、前後の事情がさっぱり分からず、ぼんやりすること
-
今日の雑学
イスカンダルってどういう意味?
イスカンダルと聞けば、中年世代はすぐに大ヒットアニメ宇宙戦艦ヤマトを思い浮かべることでしょう。
イスカンダルは、地球を滅亡から救うための放射能除去装置を提供する惑星として描かれ、ヤマトはその装置を受け取るためイスカンダルへと旅立つ。
イスカンダルの名は主題歌の中にも登場するが、もとはといえば紀元前4世紀に大帝国を築き上げた、アレキサンダー大王のことである。大帝国を築いたアレキサンダー大王は、エジプトの地中海沿岸に自分の名を付けた都市「アレキサンドリア」を建設する。
その都市名をアラビア語読みすると、「イスカンダリーヤ」となり、それに由来して宇宙戦艦ヤマトに登場する架空の惑星は「イスカンダル」と名付けられた。

そして驚くことに、このイスカンダリーヤという都市は実在している。
イスカンダリーヤ(アラビア語: إسكندرية、Iskandariya)は、イラク中部の町であり、バグダードから南へ40Kmのところに位置し、西には、アンバール県、ユーフラテス川、南,北にはバビロン(現ムサイーブ),に隣接する。完全シーア派地区である。名称の由来は、アレキサンダー大王からきている。南イラクの重要な地点であり、バグダード、カルバラ―、バビロンと、商業的な面で輸入などを行っている。産業は、自動車産業や、電気熱駅施設や、設備電気プラント、機械産業などが行われている。(Wikipedia)