- サツマイモの日
「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」の「十三里」とはサツマイモの異名で、江戸から十三里(約52㎞)離れたところにある川越のサツマイモがおいしかったことから生まれた言葉です。
そこから、埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会がサツマイモが旬でもある10月に、この日を記念日に制定しました。
- 引越しの日
引越専門協同組合連合会関東ブロック会が1989(平成元)年に制定。
1868(明治元)年、明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城されました。
- 麻酔の日
日本麻酔科学会が制定。
1804年、華岡青州が世界で初めて全身麻酔による乳癌手術を成功させました。
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今日の昔話
しかし、平郡島まで行っていては今日の漁ができないと、漁師達は船主の村長に言っておくれと言いました。お坊さんはなにやら船主の村長と話をしていましたが、村長は「よく話してくださった」と、島までの乗船を許可しました。
ところが、お坊さんが船に乗ると、船がまるで大漁の時のように沈み込んでしまい、船のヘリが海面に近いところまできてしまいました。漁師達は不思議に思いながらも島へ向けて船を出しました。
島へ向う途中、漁師達はお坊さんが浮田の山奥深くからきたと聞くと、浮田の山奥にある洞窟にはそれは大きな大蛇が夫婦で住んでおって、獣は飲まれ人も襲われで、そんな恐ろしいところで修行していたとは気が知れないと言いました。
すると、黙って話を聞いていたお坊さんは「大蛇とて生き物じゃ。生きるためにほかの生き物を食べるのは当たり前じゃ」と言い、荷物を開けるとその壺の中から、妻の遺灰を撒きはじめました。妻は生まれ変わったら鯛になりたいと言っていたのだという。
やがて船はよい風に煽られて予定より早く平郡島につきました。お坊さんは船をおりると、大蛇の姿を現して漁師達を振り返ってお辞儀をして、島にある池の中に姿を消してしまいました。大蛇は妻を失って寂しくなり、生まれ育った故郷へ戻りたくなったのでしょう。
その後、漁師たちが浮田へ帰る途中に漁を行うと、お坊さんが乗った時と同じように船が沈み込むほど鯛が大漁に捕れたのでした。その後、浮田の漁師たちが平郡島の池の水を汲みに行くと、普段は濁っているのに、透き通るように澄み渡るようになったということです。
- 今日の雑学
ハイジの故郷は今どんな村?
「スイスのアンデルセン」とも呼ばれる、児童文学作家ヨハンナ・シュピーリ(1829~1901)による「アルプスの少女ハイジ」は、日本ではテレビアニメとして人気を博したこともあって、今も幅広い世代に人気があります。
ストーリーは、ご存知のように幼い頃に両親を亡くしておばに育てられていた少女ハイジが、アルムの山で一人暮らしをしている祖父のもとに預けられるところから始まります。
ハイジは美しい大自然の中、気むずかしやの祖父をはじめ、山羊飼いの少年ペーターや彼のおばあさん、足の不自由な少女クララたちとの交流を通じて、成長していくお話です。

このお話の舞台となったのは、スイス東部に位置するマイエンフェルトという小さな村。
現在の人口は2400人ほどで、アニメで描かれた通り、アルプスに囲まれた静かな村です。
現在、この村には観光客のために「ハイジの道」と呼ばれるハイキングコースが整備されていて、コース沿いに歩くと、「ハイジの家」「ペーターの小屋」「アルムおじさんの山小屋」などを見学できます。古風な木造の「ハイジの家」は博物館として公開されており、100年以上前のハイジの時代の暮らしが再現されています。