しかも、両クラスとも優勝しての決定という大団円。
それにしても、憎らしいほど強かった1号車のまさかの失速・・・。
開幕戦&第2戦の連勝を含め、第6戦の鈴鹿1000kmの最終ラップまではほぼ無敵だった。
ハンデ100kgを積んでいるにもかかわらず、シケインの飛び込みではしっかり止まっているし、ラストラップまではまさかの4位走行。
しかし、波乱はこの後に待っていた。
130R手前でまさかのガス欠。
6位完走扱いになったものの、ここから歯車が少しずつ狂っていく。
続く7戦タイでは、松田選手が鬼門のコーナーで300クラスと絡んでストップ。
そこに行き場を失った38号車に突っ込まれてジ・エンド。
ハンデが半分になり有利と思われていた、代替え第3戦の予選でも選択したミシュランのタイヤが合わず12位。
決勝でも、直前にどうやらエンジンマッピングの面で変更が仇となり、9位フィニッシュ。
明けて翌日の第8戦。
予選開始直後、1台だけコースに出て行った。
わずか1周のみだったため、放送ではエンジンマッピングの確認インストレーションだったのでは?とのことでしたが、今までの1号車には見られなかった事。
仮にその通りだったとしても、そもそもそういうことを予選が始まってからやることが、今までのニスモにはなかったこと。
案の定、予選では最初にそれまでのコースレコードを更新するも、レクサス勢に次々と更新され、それどころかGT-R勢でも3番目の9位。
レースでは目の前には6台ものレクサス勢の「動く壁」が存在。
この時点で1号車の逆転はかなり厳しいものに。
結果、S Roadに続く7位で決勝レースを終了。
ほぼ手中にしていたと思われた、史上初の3連覇は夢と消えたのでした。
勝負の世界にたらればはないですが、第6戦鈴鹿1000kmで最後ガス欠をせずに、4位でフィニッシュしていればあと4ポイント、第7戦タイで、それまで走行していた10位フィニッシュなら、あと1ポイント。
この5ポイントを加点すれば、土曜日終了時点でも2ポイント差でまだトップにいられた。
そうすればまだ展開も変わっていたかもしれません。
この後、雑誌等で土日の2戦の詳細な情報が出て来ることと思います。
それを楽しみに待ちたいと思います。