今期限りで、WECから撤退するアウディのワンツーフィニッシュで幕を閉じた今シーズンのWECですが、早くも来シーズンへ向けてルーキーテストが開催されました。
20日、バーレーンでFIA世界耐久選手権(WEC)ルーキーテストが開催。バイコレスから参加したロバート・クビカが好タイムを記録した。
バイコレスのCLM P1/01・AERをドライブしたクビカは、レギュラードライバーのピエール・カッファーが18日のWEC第9戦フリー走行2回目でマークしたタイムを上回る1分47秒222のラップタイムを刻むなど、好調ぶりをアピールした。
F1でのキャリアを終えた後、主な活躍の場をラリーに移していたクビカだが、「この半年間をサーキットでのレースに戻るために費やしてきたことは周知のとおりだ。ラリーでは良いチャンスがないからね」と、改めてサーキット・レース復帰を念頭に置いていることを強調している。
クビカ本人は、来シーズンサーキットに復帰する気満々のようです。
アウディ撤退のニュースなど、何かと暗い話題が多いWECですが、トヨタやニッサンなど日本のトップメーカーが参戦し、伝統のル・マン24Hの開催されるているカテゴリーでもあり、下位クラスからのルーキーにもテスト機会が与えられて、来シーズンへ向けて新らたなるスタートが切られようとしています。
現段階では、F1、SuperGT、MotoGPを含め、どのカテゴリーでも正式な来季のカレンダーは決定してませんが、既に来季へ向けて動き始めています。