どうなる?カルソニック

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11/22 18:00すぎ、ビックリするニュースが届きました。

日産、カルソニックカンセイを売却 (ITmedia ビジネスオンライン)

日産自動車、カルソニックカンセイの株式41%の売却に合意(AUTO SPORT Web)

この記事を書いている時点では、カルソニックのHPはアクセスが殺到しているのか、つながりません。

 

そもそもこの話は、5/24の時点でニュースになって各紙に取り上げられていました。

日産:子会社「カルソニックカンセイ」株を売却へ (毎日新聞)

報道から約6か月後、現実の話となりました。

カルソニックが日産グループを離れるということは、モータースポーツファン、特にSuperGTファンにとっては、
カルソニック=ニッサン=星野一義
いや、カルソニック=星野一義=カルソニックブルー
というくらい、定着している図式が崩れるかもしれないということを意味します。

カルソニックが来シーズン以降、今年までと同じく日産車をスポンサーしていくのか、それとも他メーカーをスポンサーしていくのか、それともモータースポーツから撤退するのか不透明ですが、個人的には引き続き、カルソニック=ブルー=星野一義=ニッサンで参戦を願いたいところです。

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追伸:なんか今年は熊本地震の影響で、オートポリス開催がなかったために、SuperGTのカルソニック、スーパーフォミュラーのロッテラー&バンドーンと、今年限りで見納めかもしれないのに写真撮りに行けなかった・・・というケースが続いています。
1回目の地震があったのが合同タイヤテストの直前だったもんなあ・・・。

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(12月29日追記)
では、なぜ日産は系列のカルソニック株の売却に踏み切ったのでしょうか?

日産自動車は11月22日、保有するカルソニックカンセイの株式を米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に売却すると発表しました。現在、日産はカルソニックカンセイの株式を約41%保有していますが、KKRはカルソニックカンセイに対して公開買い付け(TOB)を行い、日産から株式を取得します。
日産は今年10月、約2400億円を投じて燃費不正問題で経営危機に陥った三菱自動車を傘下に収めました。カルソニックカンセイのファンドへの売却代金は約1900億円ですから、数字の上では、株式売却の目的は三菱自動車の取得費用捻出ということになるでしょう。しかし、三菱自動車の取得は、必ずしもカルソニックカンセイ売却とセットだったわけではありません。三菱自動車の取得はひとつのきっかけにはなったかもしれませんが、株式の売却にはもっと本質的な理由がありそうです。それは電気自動車(EV)への本格投資と言われています。

 日産はもともとEVに積極的なメーカーでしたし、傘下に収めた三菱自動車もEVが得意です。しかも、全世界的に次世代のエコカーの中心はEVになるという流れがほぼ確立しつつあります。この現実は、これまでEVに対して消極的だったトヨタが方針転換を行い、EVの量産化に舵を切ったことからも伺い知ることができます。日産にとってみれば、今がEVに本格投資する絶好のタイミングです。巨額の開発資金を手当てするため、部品メーカーの売却に踏み切ったわけです。

これまで自動車業界は、完成車のメーカーが系列として部品メーカーを囲い込む構造になっていました。内燃機関は技術的な難易度が高く、優秀な技術を持つ部品メーカーは完成車メーカーにとって非常に重要な経営資源だったからです。ところがEVは構造が簡単で異業種からでも容易に参入できます。EV時代においては、自動運転システムや充電ステーションなど、インフラも含めた総合力で勝負しないと完成車メーカーは生き残れません。したがって、部品メーカーを囲い込んでおく必要性は薄れてきたわけです。

 もし自動車業界でEV化が一気に進めば、これまでに経験したことのない規模で業界再編が起こる可能性もあります。今回の日産の決断は、自動車産業における劇的な変化の前触れなのかもしれません。

(The Capital Tribune Japanより抜粋)

 

(1/6追記)
以下、カルソニックHPより抜粋

星野一義コラム
来年も意地で頑張る!
一年間ありがとうございました!

今年はチャンピオンを獲るチーム力を持っていながら、予期せぬトラブルとミスのためにタイトルを逃したという一年だった。力がある時に獲れないと悔いが残るね。クルマもいいパフォーマンスあるのに、初夏の富士では優勝目前で開発途上のタイヤがバースト。まぁこれはそういうタイヤだったのだから仕方がなかったんだけれど、鈴鹿でもピット作業中にオイルが漏れて燃えてしまったし、タイではJPの作業違反でペナルティをもらうなど、取れるはずのレースを全部落としてしまった。

まさか最後の最後に加藤(眞)さんとこ(サード)がチャンピオンを獲るとは思わなかった。でもちゃんとすべてのレースで取りこぼしをしていないんだよね。優勝も最後の最後でしょ。GTというレースはそつなくポイントを積み上げて行くシリーズ。去年はうちもそつなくコツコツとポイントを積み上げて最後の最後までチャンピオン争いをしたんだけど、獲れなかった。いつになったらチャンピオンが獲れるんだろう。スポンサーや熱心に応援してくれるファンの皆さんには本当に申し訳ない。やっぱり監督が悪いんだろうね。

今年は毎戦いいミーティングを繰り返して来た。ミスのないように良くなるように、あそこであぁしてと失敗のないように確認してきた。もちろんクルマにはトラブルは一度もなかった。メンテナンス性も優秀なクルマに仕上がっていたからね。だからいろんなことに気をつけようと言って来た。だけども想定外のトラブルやミスが起きてしまった。

最終戦のもてぎはタイヤが悪かったわけじゃないよ。持ち込んだタイヤに対するセッティングのミス。金曜日はウェットコンディションで土日は晴れるという予報だったけれど、今日は予選ではないし雨だしコースに出ても仕方がないと甘く考えていたんだよね。いっぺん確認しておいた方がいいんじゃないかと言ったんだけど、意味がないと走らなかった。そして土曜日はチェックしていないタイヤを履いて時間内に温めきれなかった。力のある速いドライバー、たとえばミハエル・シューマッハーなんかは、例えれば優秀なコックだよね。同じ材料を使って何を作るか? 持っている味覚が違うのか、素材の持っているものを引き出す力もドライバーの力量だと思うよ。バカじゃチャンピオンにはなれない。

今年もフォーミュラやGTで若いドライバーをチェックしていたけれど、一番目立ったのは関口(雄飛)。現状維持で収まらない活躍を見せてくれた。そのままの順位で満足することなくもっと前へ行く気持ちを持っていて、食らいついていった。昔は行儀が悪いとか生意気だとか言われていたらしいが、ちゃんとあいさつもできるしお礼だって言える。彼には教えるものがないと思うぐらい満足しているよ。それも僕が育てたわけじゃなくて、僕は場所と素材を提供しただけ。彼がいい料理をしてくれた。だから才能を引き出すためには縛ってはダメ。メーカーの人たちは東大卒とか履歴書ばかりを優先しちゃうからね。

そういえば日産のノートが11月に国内で一番売れたクルマになった。日産車がトップを取るのは実に30年ぶりだそうだ。最近あまり元気になるような話がなかったからうれしいよ。もっと排気量を小さくして燃費を向上させて、セレナとかにも搭載して頑張ってほしいね。日産が売れないと元気になれないからね。

来年のクルマはまだ見てもいないし、テストも23号車だけやってるようじゃ公平じゃないと思う。だけどカルソニックカンセイさんには本当感謝しているよ。日産の子会社から独立するようだけど、世界の会社ともっと広く付き合って仕事も増えて大きくなっていって欲しい。感謝のお返しには名誉を勝ち取るしかないんだけど、来年も意地で頑張る! だからいつも盛大な応援には感謝しているけれど、来年もぜひ応援をよろしくお願いします。一年間ありがとうございました!
(2016/12/9)

 

(1月9日追記)
2017年シーズンの12号車のドライバーラインナップはまだ発表されていませんが(1/13~/15の東京オートサロンで発表か?)、どうやら昨年のJPオリベイラ&安田裕信コンビから、JPオリベイラが外れ、24号車・コンドウレーシングに移籍するようです。
実際、12月のセパンテストでは、24号車をドライブしていたようです。

それでJPの抜けた12号車ですが、安田とGT300からステップアップするマーテンボローがコンビを組むのでは?という説が現在有力になっています。

2015シーズン時

 

2015シーズン時

 

(2月17日追記・TEAM IMPULプレスリリースより)
TEAM IMPULは、2017年もカルソニックカンセイ株式会社様より通算36年目の絶大なサポートをいただき、
SUPER GT GT500クラスに No.12 カルソニック IMPUL GT-Rで参戦します。
ドライバーはチーム在籍4年目となる安田裕信が残留、そしてチームメイトにはGT500ルーキーとなるヤン・マーデンボローを新たに起用します。
今季は新型車両が導入される注目のシーズン、新コンビで心機一転チャンピオン奪還を狙います。
レースは4/8(土)~9(日)に岡山国際サーキットにて開幕します。
今シーズンも温かいご声援よろしくお願いします。

TEAM IMPUL Staff List

監督 星野一義
ドライバー 安田裕信/ヤン・マーデンボロー

ファクトリーマネージャー 髙橋紳一郎
チーフエンジニア 島田次郎
データエンジニア 柏木良仁
データエンジニア 高久浩一
チーフメカニック 天本秀史
メカニック 五十嵐良夫
メカニック 本田醇
メカニック 林勝也

チーフマネージャー 金子哲也
セールスマネージャー 冨永正志
PRマネージャー 斉藤暁一
アシスタントマネージャー 高杉紗代
アシスタントマネージャー 太田彩美

 

 

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