スーパーフォミュラー鈴鹿テスト開催

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11月18日の記事で紹介した、スーパーフォミュラー合同テスト・ルーキードライバーテストが本日開催されました。
 

スーパーフォーミュラ鈴鹿テストのエントリー発表

この時点では、ほとんどのチームがドライバーは未定だったですが、本日の朝の段階でやっと参加全チーム発表されたようです。

AUTO SPORT Web

それによると、
今季のレギュラードライバーがそのまま乗り込んでいるのはINGINGの2台(石浦宏明、国本雄資)、REAL RACINGの10号車(塚越広大)、TEAM無限の16号車(山本尚貴)、KCMGの18号車(中山雄一)、TEAM IMPULの2台(ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ、関口雄飛)、VANTELIN TEAM TOM’Sの2台(アンドレ・ロッテラー、中嶋一貴、DANDELIONの40号車(野尻智紀)、NAKAJIMA RACINGの2台(中嶋大祐、ベルトラン・バゲット)

参戦経験がないドライバーは4名。KONDO RACINGは、ニック・キャシディ、そして山下健太という2015年&16年の全日本F3チャンピオンを起用することになった。また、新たにSF参戦を表明したB-MAX Racing Teamには、佐々木大樹の名が刻まれている。また、05号車のホンダのテストカーには、来季ヨーロッパ行きの噂もある牧野任祐が乗り込むことになった。

また、16年に参戦していたドライバーのうち、異なるチームのマシンに乗り込むドライバーも。REAL RACINGから参戦していた伊沢拓也は古巣DANDELION RACINGからテストにエントリー。Team LeMansから参戦していた小林可夢偉はKCMGから中山とシェア、小暮卓史は佐々木とシェアするかたちでB-MAX Racing Teamの50号車に乗り込む。

古巣Team LeMansからスーパーフォーミュラにひさびさに乗り込むことになるのは大嶋和也。

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そして、実際のテスト&タイムの様子は

AUTO SPORT Web(午前)
AUTO SPORT Web(午後)
スーパーフォミュラーオフィシャルサイト(総合成績)

AUTO SPORT Web(テスト参加者のコメント)

スーパーフォミュラーオフィシャルサイト(総合記事)

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このなかで興味深いのは、アンドレ・ロッテラーのコメント

今日の午前中は、乾きかけのコンディションだったし、余りテストをしても仕方がないかなと思って、路面が良くなるのを待って、余り周回はしなかった。レースウィークだったら、走るけどね。でも、一貴がそのコンディションの中で、ある程度テストをしてくれたから。午後からのテストでは、2種類のタイヤを比較したけど、新しいスペックはこれまでのものより、ものすごく良くなっていると思う。これまでの物よりコンマ5秒以上速いと思うし、全体としてグリップの幅も広いから、これまで以上にプッシュできるんだ。たった1周タイムアタックしただけで、ロングランした時にどうなるかはまだ分からないけどね。今日のテストでは、これまでよりももっとポテンシャルが得られるように、新しいセットアップを探っていたんだけど、悪くなかったよ。今年も冬のテストではパフォーマンスが良かった。空気密度が高いこの時期は、ダウンフォースも充分に得られているし、いつもいいんだよね。今回は、そこからシーズンを見据えて、いくつかのオプションを用意しておけるようにトライしたんだ。レーシングドライバーにとって、このクルマに乗るのは最大の楽しみ。SFのクルマで冬の鈴鹿を走るのは、最高の気分なんだよね。このクルマに乗って1年を締めくくれて良かったよ。

赤字の部分を見ると、来シーズンも日本でスーパーフォミュラーを走る可能性を示唆しています。

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また、今回今シーズンの所属チームとは別のマシンで走った小林可夢偉ですが、これには理由があったようで、

これまで開発車と8号車にしか乗ったことがなく、どこかほかのクルマでテストしたいというお願いをしていて、今回KCMGに乗る機会をいただきました。チーム監督の土居さんのことは前から知っています。僕と一貴がマカオに行って、2人で全損して帰ってきた時も、土居さんに担当してもらっていたので。それに土居さんはWECにも来ていて、一番顔を合わせているぐらいなので、チームにも違和感はなかったです。朝の走り始めはアクセルが戻らないというトラブルがあったんですけど、それ以外は問題なく走行できました。最初は今まで余り経験していないクルマのバランスから乗り始めましたね。今まで悩んでいたことが違う方向に行きつつあるようなバランスで、今日はセットアップできました。そういう意味では、僕が乗っていたバランスだけではないんだということを感じられましたよ。最後のアタックでは、トップタイムも狙えるという感覚がありました。ただ、デグナーが西日で見えなくて…。飛び出したくないから安全に行ったら、左に一車身ぐらい空いていて、“あれ?”ってなりました。また、最終コーナーで他のクルマに引っ掛かってしまった。それでコンマ3~4秒のロスがありましたね。ただ、クルマさえしっかりしていればそこそこ走れるんだなというのを実感できたので、自分自身、自信を持ってやっていけばいいかなと思います。今日のテストでは、手応えがあったというか、そんなに悪くなかったんですけど、逆にホントに速いクルマっていうのは、どんな感じなんだろうということも、ふと思いました。でも、1年の締めとしては、いいテストになりました。

可夢偉の方からのリクエストだったようです。

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今回オフシーズンの始まりに合同テストが行われましたが、

次回、SFの公式合同テストが行われるのは、3月7~8日の予定。舞台は今日と同じく鈴鹿となるが、そこではどのチームに誰が乗っているのか。また、誰が速さを見せるのか。これからシリーズは3ヶ月余りのウィンターブレイクに入るが、その舞台裏ではまだまだ動きがありそうなだけに、新たな情報を楽しみにしていただきたい。(スーパーフォミュラーオフィシャルサイト)

とのことです。

 

 

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