AUTO SPORT webによると、今シーズン、チームグリーンから全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスで戦っていた渡辺一樹が自身のブログで来季チームからの離脱を発表したとの事。

なお、2017年の体制は発表されていないが、「近々皆さんに良い知らせを届けられるように…」としている。また、渡辺の後任の発表もされていない。
なお、2017年の体制は発表されていないが、「近々皆さんに良い知らせを届けられるように…」としている。また、渡辺の後任の発表もされていない。
ここ数年の例では、4月中旬ごろタイヤメーカーの合同テストが開催されています(今年もその予定でした)
なので、来年の4月には各チームカラーにペイントされた2017型の新型車両が再びオートポリスを疾走することでしょう。
今度こそ見に行きたいです。
それにしても、憎らしいほど強かった1号車のまさかの失速・・・。
開幕戦&第2戦の連勝を含め、第6戦の鈴鹿1000kmの最終ラップまではほぼ無敵だった。
ハンデ100kgを積んでいるにもかかわらず、シケインの飛び込みではしっかり止まっているし、ラストラップまではまさかの4位走行。
しかし、波乱はこの後に待っていた。
130R手前でまさかのガス欠。
6位完走扱いになったものの、ここから歯車が少しずつ狂っていく。
続く7戦タイでは、松田選手が鬼門のコーナーで300クラスと絡んでストップ。
そこに行き場を失った38号車に突っ込まれてジ・エンド。
ハンデが半分になり有利と思われていた、代替え第3戦の予選でも選択したミシュランのタイヤが合わず12位。
決勝でも、直前にどうやらエンジンマッピングの面で変更が仇となり、9位フィニッシュ。
明けて翌日の第8戦。
予選開始直後、1台だけコースに出て行った。
わずか1周のみだったため、放送ではエンジンマッピングの確認インストレーションだったのでは?とのことでしたが、今までの1号車には見られなかった事。
仮にその通りだったとしても、そもそもそういうことを予選が始まってからやることが、今までのニスモにはなかったこと。
案の定、予選では最初にそれまでのコースレコードを更新するも、レクサス勢に次々と更新され、それどころかGT-R勢でも3番目の9位。
レースでは目の前には6台ものレクサス勢の「動く壁」が存在。
この時点で1号車の逆転はかなり厳しいものに。
結果、S Roadに続く7位で決勝レースを終了。
ほぼ手中にしていたと思われた、史上初の3連覇は夢と消えたのでした。
勝負の世界にたらればはないですが、第6戦鈴鹿1000kmで最後ガス欠をせずに、4位でフィニッシュしていればあと4ポイント、第7戦タイで、それまで走行していた10位フィニッシュなら、あと1ポイント。
この5ポイントを加点すれば、土曜日終了時点でも2ポイント差でまだトップにいられた。
そうすればまだ展開も変わっていたかもしれません。
この後、雑誌等で土日の2戦の詳細な情報が出て来ることと思います。
それを楽しみに待ちたいと思います。
この結果を受けて土曜日終了時点でのランキング
わずか3P差で39号車がランキングトップに躍り出ました。
明日はノーウエイトハンデでのガチンコ勝負
抜きにくいもてぎだからこそ、今日と同じように予選結果が大きなウエイトを占めます。
決勝スタートしてからは、2013年に38号車がタイトルを取った時のように、トヨタ勢のチームプレーでニッサン勢の行く手を阻む作戦をとるのか?
それとも自力でタイトルを取りに行くのか?
興味は尽きませんが、予選・8:40~ 決勝・13:30~ のタイムスケジュールで進行します。
さあ、泣いても笑ってもあと1戦!
今日のSuperGT公式練習日、午前午後とも雨に降られたようです。
SuperGT公式サイトの公式練習日・午前の記事・午後の記事
両方の記事からもわかるように、最終的にドライコンディションの確認は各陣営ともほぼできなかった様子で、11月12日(土)の午前9時ちょうどからスタートするGT500の公式予選はある意味“ぶっつけ本番”になる様子。ドタバタのチャンピオン争いになりそうな予感も・・・。
そのチャンピオンの行方を左右する、土日の公式予選の担当者は
No | Machine | Rd.3 (11/12) | Rd.8 (11/13) | Tire |
---|---|---|---|---|
GT500
|
||||
1 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田 次生 | ロニー・クインタレッリ | MI |
6 | WAKO’S 4CR RC F | 大嶋 和也 | A.カルダレッリ | BS |
8 | ARTA NSX CONCEPT-GT | 松浦 孝亮 | 野尻 智紀 | BS |
12 | カルソニック IMPUL GT-R | J.P.デ・オリベイラ | 安田 裕信 | BS |
15 | ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT | 武藤 英紀 | 牧野 任祐 | BS |
17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT | 小暮 卓史 | 塚越 広大 | BS |
19 | WedsSport ADVAN RC F | 関口 雄飛 | 国本 雄資 | YH |
24 | フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R | 佐々木 大樹 | 柳田 真孝 | YH |
36 | au TOM’S RC F | ニック・キャシディ | 伊藤 大輔 | BS |
37 | KeePer TOM’S RC F | 平川 亮 | ジェームス・ロシター | BS |
38 | ZENT CERUMO RC F | 立川 祐路 | 石浦 宏明 | BS |
39 | DENSO KOBELCO SARD RC F | ヘイキ・コバライネン | 平手 晃平 | BS |
46 | S Road CRAFTSPORTS GT-R | 千代 勝正 | 本山 哲 | MI |
64 | Epson NSX CONCEPT-GT | ベルトラン・バゲット | 中嶋 大祐 | DL |
100 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT | 山本 尚貴 | 伊沢 拓也 | BS |
天気予報では、茂木町は土日2日間とも雨はナシの予報!
しかしレース内容は、大荒れの予感!
いよいよ今週末、2016・SuperGT最終決戦・もてぎ大会が開催されます。
今大会は、熊本地震の影響で中止された第3戦オートポリスの代替大会として、土日両日ともそれぞれ予選、決勝が行われるという史上初の大会になります。
まず、この週末は11月12日(土)が第3戦、13日(日)が第8戦の日であることを認識しておこう。つまり予選と決勝を1日で行う“ワンデーレース”を2日連続で行う仕組みだ。通常は土曜午前に公式練習があり、午後に予選という流れだが、公式練習は金曜日の午前、午後に1時間ずつ行われるのみ。もし持ち込みセットがあまり当たっていなかった場合は、修正する時間はかなり少ないだろう。
土日は、それぞれ午前にGT500クラス、GT300クラスの公式予選が行われる。それぞれ15分間ずつしか用意されていないため、土日でそれぞれAドライバー、Bドライバーがそれぞれアタックを担うことになると言われている(確定情報ではないが)。GT500クラスの場合は、通常1回のアタックに約8分間ほど要しているが、一度のアタックでは赤旗が出たとき等の不安もある。どんな予選を行ってくるだろうか。
午後は両日とも、53周(250km)の決勝レースが行われる。GT500/GT300混走、ふたりのドライバーでレースを戦うのはいつもどおりだ。ただ、毎年のことだがレース距離が通常よりやや短いため、ピットストップのタイミング等がかなり重要になってくる。
また、最も各陣営を悩ませそうなのがウエイトハンデだ。スーパーGTでは、ウエイトハンデのシステムについては下記のように規定されている。
1台の車両(競技車両ゼッケン番号単位)に登録されたドライバーが、それぞれの競技会におい
て獲得したドライバーに対するシリーズ得点の累積を基準にウエイト積載が課せられる。
(1)参戦6戦目までは:
前戦までの各戦においてその車両を運転したドライバーが獲得したシリーズ得点の累積1ポイントを2kgに換算した重量のハンデウエイトを積載しなければならない。
(2)参戦7戦目:
前戦までの各戦においてその車両を運転したドライバーが獲得したシリーズ得点の累積1ポイントを1kgに換算した重量のハンデウエイトを積載しなければならない。
(3)参戦8戦目:
ハンデウエイトは撤回される。つまり、土曜の第3戦では多くのチームが(2)に該当する(シーズン途中でラウンドをスキップしたチームは(1)が該当)ため、獲得ポイント×1のウエイトを積む。一方で日曜の第8戦では、多くのチームが(3)にあたるため、ハンデゼロとなるのだ。
近年のスーパーGTは非常に繊細で、同じコースでもハンデウエイトが変わるだけで一気に状況が変わる。また、この時季は気温や路面温度が変わりやすく、1日で戦力図が変わる可能性もある。もちろん、その逆も大いにあり得るだけに予想はしづらい。
2日間で最大で42ポイント(優勝20ポイント、ポールポジション1ポイント×2戦分)が獲得できる今回のもてぎ。“一発逆転”もあり得るだけに、目が離せない週末となりそうだ。(オートスポーツ)
加えて、ポイント差の詳細はコチラで。
1位と2位のポイント差が10ポイント。
逆転の可能性があるとされる8位までのうち、1位と6位以外は全てレクサス勢。
トヨタのニッサン包囲網。
なるか、1号車の3連覇。
しかも厄介なことに、週末の天気が・・・・。
いよいよ11月11日から栃木県のツインリンクもてぎで開幕するスーパーGT第3戦/第8戦。サーキットでは10日から走行に向けて搬入作業が行われたが、土曜の第3戦、日曜の第8戦に向けて金曜の天候が不安要素になりそうだ。
熊本地震復興支援大会として、オートポリスで開催予定だった第3戦に代わり、土曜に第3戦が、日曜に第8戦が開催される今回のもてぎラウンド。予選/決勝が1日で開催されるタイトなスケジュールだが、重要なのは11日金曜日に開催される午前1時間、午後1時間の公式練習だ。
スーパーGTでは通常、土曜予選の際には午前の公式練習を使って持ち込みセットアップやタイヤの確認等を行うが、各チームのエンジニアたちの頭を悩ませているのは、その作業を行うための11日の天候だ。現在のところ天気予報は雨。特に午前中は雨量が多い予報が出ている。
本来であればチームはドライセッティングを確認したいのだが、もし仮に終日ウエットのままだと、ドライセットを確認できないまま土日を迎えることになる。週末は晴れの予報も出ており、もし金曜にドライで走れない場合「ぶっつけ本番ですね」と多くのエンジニアが口を揃えた。「午後に少しでもドライになれば……」という声も多い。
土曜午前の予選は、各クラス15分ずつで実質セット変更等をしている時間はない。それだけに「持ち込みが重要になる」のは間違いなさそう。また、このところ冷え込みも厳しく、午前中は気温が10℃にも満たない。実際、すでに走行を開始しているFIA-F4では、今日の午前8時からの走行時の気温が3℃、路面温度5℃という状況で、1周目からコースアウトが相次いだ。
今回は第3戦/第8戦ともレース距離も250kmと通常よりも短く、予選順位は重要になる可能性も高い。日曜の第8戦ではまだ修正も可能だろうが、金曜の天候、路面コンディションがタイトル争いに大いに影響するかもしれない。(オートスポーツ)
ここからはあくまでも個人的な意見ですが、上位8台の中で、ノーウエイトで一番速いのは1号車だと思います。
なので、日曜日一番有利なのは1号車。
土曜日のレース終了した時点で1号車がレクサス勢より上位にいれば、3連覇がかなり濃厚ではないでしょうか。
唯一対抗できる可能性があるとすれば、同じニッサンの6位のカルソニックGT-R。
ブリヂストンタイヤがハマればの条件がつきますが。
今回、レクサス勢が逆転優勝を狙うには、土曜日のレース終了した時点で、ランキングが1号車より上にいることが絶対条件ではないかと思います。
それにしても今回レクサス勢が多すぎますね。
これでは目標を打倒ニッサンで行くのか、それともレクサス勢最上位を狙うのかのオーダーを出さないと、共倒れの典型的なパターンになるのではないかと正直危惧しておりまする。
スーパーGT500クラスに『Drago Modulo Honda Racing』として、全日本スーパーフォーミュラ選手権には『DRAGO CORSE』として参戦している道上龍監督率いるドラゴコルセは、2016年限りでチームの活動を終了すると発表した。11月8日、ホンダから発表された。
詳しくはオートスポーツのHPへ
オートスポーツのWebページへ飛びます
シーズン中の開発テストはこの富士で終了。シーズンオフにはそれぞれ、メーカーごとに開発テストが行われることになります。
正直なところ、オートポリス合同テスト発表がもう少し早かったら行けたかもしれなかったのにな・・・。
初日の午前中の段階で、2車とも手元の計測で1分50秒台に入れてきて、8月の第6戦鈴鹿でのポールポジションの1分47秒456、レース中のファステストラップの1分50秒924とそん色ない出来ですね。
結局、初日は両車ともベストは1分50秒台で、周回もLC500が34周ほど、GT-Rが33周ほどで終わってます。
LC500にチョットだけトラブルが出たようですね。
15日は午前中に2車とも40周弱をこなし、ベストタイムはLCが1分48秒中ほど、GT-Rが1分48秒後半。
午後は共にさらに周回を重ね、GT-Rはベストタイムの更新こそならなかったが、40周弱をこなし、LCは周回数こそGT-Rより少ない30周強でしたが、タイムは1分47秒台を記録しました。
ただこの結果をもって優劣を云々というのは時期尚早で、そもそも各々がどういう条件下でテストしているのか不明の状態です。
SuperGTでは、ガソリンやウエイトハンデの軽い状況では速くても、ガソリン&ハンデが載った状況で速いかはまた別問題です。
特にトヨタの現行RCFは、以前からハンデ重量に敏感と言われており、来季のLCでそこいら辺りが改善されているかが打倒GT-Rのカギになると思います。
ただ、かってF1のベネトンのメカニックを務めた津川 哲夫氏の言葉、「シェイクダウンのタイムが一定のレベルにないと、この後いくら改良してもそのクルマは速くならない。」を借りるなら、LCは来季は十分GT-Rと戦える性能は有しているのではないでしょうか。
次に少ないですが、画像から2車を比較してみましょう。(画像SuperGT netよりお借りしました)
LCのボンネット形状のカーブが滑らかになってGT-Rと区別がつかないようになっています。
正面から見ると、LCのAピラーの「ハの字」が寝ている(内側へ倒れている)ため、GT-Rの方が背が高く見えます。
このことは前方投影面積の減少での抵抗減が見込まれることを意味します。
どうやら来季型LCはかなり素性が良さそうです。
しかし、まだ来季のテストは始まったばかりで、この後ホンダのNSXも加わりさらにテストが続きます。
ただその前に、38号車が前戦鈴鹿1000kmを勝ったことにより、先行する1号車との点差が11点に縮まり、今期のタイトル争いもわからなくなってきました。
現行ではまだまだ1号車GT-Rの方が有利ですが、タイの結果次第ではさらに混とんとしてくるのではないでしょうか?
その前にコチラついに公開されましたね、予想通りでした。
こちらからギャラリーに飛びます。
第1戦 4/8,9 岡山国際サーキット
第2戦 5/3,4 富士スピードウェイ
第3戦 5/20,21 オートポリス
第4戦 7/22,23 スポーツランドSUGO
第5戦 8/5,6 富士スピードウェイ
第6戦 8/26,27 鈴鹿サーキット
第7戦 10/7,8 タイ
第8戦 11/11,12 ツインリンクもてぎ
最終決定は、他カテゴリー及び国際レースカレンダーとの調整になりますが、今のところ今年の日程と大きな変更はないようです。今年震災の影響で開催が中止されたオートポリスも日程の中に入ってます。ぜひ無事に開催してもらいたいものです。
5/21,22 SuperGT第3戦→中止
6/11,12 MFJ全日本ロードレース選手権第6戦→中止
9/10,11 SuperFormula第5戦→中止。日程そのままで岡山国際で開催。
軒並み中止でした。5月6月開催予定分はまあ開催は無理だろうと思ってましたが、9月のスーパーフォミュラーは開催できるものだと思ってました。結果、岡山国際では今季2レースSuperFormulaが開催されることとなりました。羨ましい・・・。
実は震災直後の4/28、日帰りでオートポリスまで災害状況を見に行っていました。オートポリスは施設には倒壊等の大きな被害はないようでしたが、アクセス道路並びに近隣宿泊施設が大きな被害を受けていました。
今回のビックレース3戦全中止の背景には、特に県道45号線の通行止めと、大津町や菊池市近郊のホテルの営業停止が大きく影響したようです。県道45号線は、最寄りの植木ICからのレース車両の搬送や、福岡&中国地方からの観客の重要なアクセス道路でしたし、大津町や菊池市近郊のホテルは、レーススタッフのメインの宿泊施設として利用されていました。
震災後、それらの道路、施設も徐々にではありますが復興してます。
そしていよいよ10/1より営業再開予定です。11/19,20ビックレースとまではいきませんが、スーパー耐久inオートポリスが開催されます。
そして来季日程が予定通り実行されれば、5月の本番に先駆けて、4月の中旬ごろにオートポリスでタイヤメーカーの合同テストが実施されるはずです。その際に3メーカーの来季の新型車両を見ることができるはずです。あと7か月、ものすごく楽しみです。
どうにも止まらないSuperGTでのニッサンGT-Rに対抗すべく、トヨタ・レクサス新型車両がいよいよ公開されます。
夏休み最後の週末(8/26~/28)、第6戦鈴鹿1000kmで記者発表が行われ、その後は一般に公開され、その際は自由に見学や撮影が可能との事。
気になるベース車両は、あれこれ雑誌を読み込んでみるに、今年1月のデトロイトショーで公開された「LC500」が有力。
では、そもそもなぜレクサスはベース車両をこれまでのRCFからLCに変えてくるのでしょう?
それは、来年のGT500は、2014年から使用している共通モノコックを同一仕様のまま新しいものと入れ替え、規制も一部見直され、その中で最も大きな変更は「ダウンフォースの25%削減」が施されることにあります。
こうした中ニッサンはGT-R、ホンダはNSXとベース車両を継続使用するのに対して、トヨタレクサスだけが変えてくる。そこには何か特別な理由があると考える方が自然ではないでしょうか?
トヨタ時代はスープラで、レクサスで参戦となってからはSC430、そしてRCFと一貫してスポーツモデルにこだわってきたものを、ここにきて最新モデルの「ラグジュアリー・クーペ=LC」に変更する理由とは?
SuperGTの現行規制では、空力性能を図る方法は、主に下記の2通りしかありません。
①改造の許された「デザインライン下」を開発すること。
②GT500に適した「デザインライン上」を持つベース車両とすること。
ある空力エンジニアの分析によると、「変更回数が定められているとはいえ、デザインライン下は3社がそれぞれ懸命に空力開発してきているので、ある意味やり尽くしたレベルにあるはず。ただその中で、開発陣の努力でどうにもならないのはデザインライン上。現行規制が採用されてからGT-Rのパフォーマンスがとびぬけて見えるのは、ボディ上面で発生するダウンフォースと抵抗のバランスが他車に比べて優れていると考えるのが妥当ではないか」
フロア下面は3メーカーほぼ同等。デザインライン下も開発が許されているという点では、ある意味ではイコールコンディションと考えられます。にもかかわらず、空力特性を図る目安とされるリアウイングの角度を見てみると、GT-Rが最も水平に近く、最も垂直に近いのがRCFとのこと。
このことの意味するところは、GT-Rはリアウイングを寝せた状態でも十分なダウンフォースが得られているということです。1枚目RCFと2枚目GT-Rを見比べてみると、RCFはGT-Rに比べルーフ(天井)形状が野暮ったいような気がしないでもありません。
GT-Rは今季4戦4勝と相変わらずの絶好調。特にトヨタのおひざ元FUJIでは、1号車が酷量84kgを背負ってRCF全車に先着する4位、とウェイトハンデを背負っても相変わらずの速さを披露しました。ちなみにRCF勢の最高位は5位でした。
トヨタ陣営がGT-Rのベース車両を購入しているかどうかはわかりませんが、もし購入していて風洞実験にかけた結果、現行モデルではとてもGT-Rに太刀打ちできないと判断したのかもしれません。このベース車両変更はトヨタの来季への決意の表れと取ることはできないでしょうか?
現行RCFがGT-Rに比べて劣っているところは、「ボンネット形状」「ルーフ形状」「Cピラー」の3点とのことなので、見に行ける方はそこの点を注目してみてください。
トヨタ自動車とGTアソシエイションは、第6戦鈴鹿1000km(8月27日-28日)の前日8月26日(金)午前に2017年シーズンより使用する新型GT500クラス車両の記者発表会を実施する。発表された新型車両は、この新型GT500クラス車両のベースとなる車両と共に、第6戦の開催期間中は鈴鹿サーキットのGPスクエア内特設イベントブースで展示される。
SUPER GTのGT500クラスでは2014年にDTMとの規則統合を行い、大幅に車両規定が変更され、レクサスはRC FをベースとしたGT500マシンを現在は使用。そして、2017年にその規定の変更を予定している。これに併せレクサス、Honda、日産は2017年シーズンに向けた新型車両の開発を今、正に進めている。レクサスはその先陣を切って、この第6戦鈴鹿で新型車両の発表を行うこととなった。
レクサスの新型マシンは?また、そのベース車両は何なのか? SUPER GTファンなら気になるニューマシンをぜひ第6戦鈴鹿で確認してほしい。
なお、Honda、日産の新車両は、本年のSUPER GTシリーズの最終戦もてぎ大会での披露を予定している。(SuperGT.net より)