蛇足はツチノコ?(注:爬虫類がダメな人は読まないでね!)

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蛇足の由来・意味

出典は『戦国策』斉策:楚(紀元前3世紀頃まであった国)の人が先祖を祭る行事をして、召使いたちに酒を与えた。召使いたちは相談した、「何人もが飲むには足りないが、一人で飲むには充分ある。地面に蛇の絵を描いて、一番先にできた者が酒を飲む事にしよう」。一人の蛇が真っ先に完成し、その男は酒を引き寄せて飲もうとして、左手に杯を持ち、「私はまだ足を描き足す余裕がある」と言って右手で蛇の絵に足を描き出したが、それを描き終わらないうちにもう一人が蛇を描き上げ、杯を奪い取って、「もともと蛇に足はない。そなたに足を描けるわけがない」(蛇に足を描いたら、それはもう蛇の絵ではなくなり、描いた男の勝利は無効になる)と言って酒を飲んでしまった。おかげで、蛇に足を付けた男はついに酒を飲み損なってしまった。

このことから「蛇足」とは、わざわざ余計な事までしてしまう意味の熟語となった。また、物事がうまく行っている時に、調子に乗ってやたらに手を出すべきではないという教訓にもなっている。

意見を述べる際などに、謙遜の意味を込めて「蛇足でございますが……」というように用いられる場合もある。(Wikipediaより)

では、本当に足のある蛇はいないのでしょうか?

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上の写真はボアパイソンという蛇ですが、このボアパイソンの仲間には昔の後ろ足の名残である蹴爪と呼ばれるものがあります。他のヘビに蹴爪はありません。オスの方が発達していて、交尾の際メスを刺激する為に使います。(Yahoo 知恵袋より)

またこういう記事もありました。(2015/7/24)

ブラジルで、4本の足がある新種のヘビの化石を発見したとの研究結果を23日、英独の科学者らが率いる研究チームが発表した。ヘビの祖先が海洋生物ではなく陸上の穴居性動物だったことを示す発見だという。

「テトラポドフィス・アンプレクトゥス(Tetrapodophis amplectus)」と名付けられた新種のヘビの化石はブラジル北東部にある白亜紀初期(1億4600万~1億年前)のクラト層(Crato Formation)で発掘された。4本の足があるヘビの化石が見つかったのは今回が初めて。

米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、テトラポドフィス・アンプレクトゥスは、獲物を締め付け、丸のみするための柔軟な胴体や顎など、現代のヘビと同じ特徴を多く持っていた。足にはそれぞれ5本の指があり、移動ではなく、獲物や交尾相手をつかむ役目を果たしていたと考えられる。

さらに、水生動物にみられる長くて平たい尾がないことから、ヘビが海生動物から進化したのではないことが、改めて示されたという。研究チームは、「この非常に興味深い化石は、ヘビがどのように現代へと滑り込むに至ったのかについての手掛かりを与えてくれる」と述べている。(c)AFP

 

ナント、白亜紀初期(1億4600万~1億年前)にはホントに足のあるヘビがいたようです。それを考えると、紀元前3世紀頃なんて白亜紀からするとはるかに最近ですから、ヘビに足を書いても間違いではなかった事になります。もっとその当時の人はこの化石のことなんて知る由もありませんからこの故事成語はしょうがありませんね。

この様に化石では残っていますが、現在では残念ながらどうやら足のある蛇は確認されていないようです。

 

あと、蛇と似てるものとしてトカゲがいますが、当然トカゲには4本の足がありますが、それでは逆に足のないトカゲはいるのでしょうか?

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その前に話は前後しますが、蛇とは爬虫綱有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称。体が細長く、四肢がないのが特徴。

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トカゲとは爬虫綱有鱗目トカゲ亜目に分類される構成種の総称。爬虫類の中では最も種類数が多いグループで、熱帯地方を中心に4000種類以上が知られている。

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ナント驚くことに足のないトカゲはいた!

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上記写真・アシナシトカゲ科:アシナシトカゲ科はトカゲの科の一つ。3亜科におよそ13属120種が属する。しかも日本の動物園で見ることができます。上野動物園にはアシナシトカゲ科のヨーロッパヘビトカゲが飼育されています。

そもそもヘビとトカゲの違いは足の有る無しではありません。ヘビには瞼がなくまばたきできませんが、トカゲには瞼があるためまばたきできます。

またトカゲには耳孔があるため、音を聞くことができますが、ヘビには耳孔がないため振動を感じるだけです。

さらにトカゲにはいわゆる「トカゲのしっぽ切り」と言われるように、尻尾を再生する能力がありますが、ヘビにはこの能力はありません。

要するに瞼があって耳孔あれば、足があろうがなかろうがトカゲだし、両方がなければ足があろうがなかろうが分類上はヘビということになります。

では、瞼があって耳孔ない、もしくは瞼がなくて耳孔があって足のある生物が発見されたとすればそれはヘビ?トカゲ?ということになりますね。それはそれで大論争になるのではないでしょうか。

 

そういえば似てるのにツチノコっていたよね?

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ツチノコとは、日本に生息すると言い伝えられている未確認動物 (UMA)のひとつ。鎚に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。北海道と南西諸島を除く日本全国で“目撃例”があるとされる。(Wikipediaより)

 

これがツチノコの正体だ?

  • 新種の未確認動物とする説。
  • 特定種のトカゲ類の誤認とする説。
    • アオジタトカゲを誤認したとする説。このトカゲは1970年代から日本で飼われるようになり、目撃情報が増加した時期に一致するとされている。アオジタトカゲには四本の小さな脚があり、読売新聞社によって撮影されたツチノコとされる生物にも脚があった。作家の荒俣宏は、流行の原因となった漫画の影響で脚がない姿が広まったと述べている。実際に、前述の岐阜県東白川村の隣町でツチノコと誤認された生物の正体がアオジタトカゲであった事例の報告もあり、同村では林業が盛んなため、海外から輸入された材木にこのトカゲが混入していたとの推測もある。ただし、ツチノコは尾が細いとされるが、アオジタトカゲは尻尾が太い点が異なる640px-Immature_eastern_blue_tongued_lizard
    • マツカサトカゲを誤認したとする説。このトカゲは岐阜県の目撃談にもあり、四肢が草むらや
      胴体の下に隠れている姿がツチノコに近く、日本国内でも愛玩動物として飼育されている。このことから、心ない者が山野に捨てたマツカサトカゲが繁殖し、ツチノコと誤認されたとの説もあるDSC02023_2s
  •  胴の短い種類の蛇の誤認とする説。
    • デスアダーを誤認したとする説。これは毒蛇で太く短い体型がツチノコに近い。実際に山形の目撃談にも出てくる
    • ヒメハブを誤認したとする説。これも毒蛇で南西諸島に生息し、ツチノコとの類似も古くから指摘されている。デスアダーとも似ているが胴の短さではデスアダー以上にツチノコに近い。
  • 腹の膨れた蛇を誤認したとする説。
    • 在来の蛇であるヤマカガシやニホンマムシなどが妊娠中でが膨らんだ状態となると、一見してツチノコのように見える場合がある。
    • 大きな獲物を丸呑みして腹が膨れた蛇を誤認したとする説。蛇は顎の間接が特殊な構造をしており、自分より大きな獲物を丸呑みする事ができる。
  • 以上にあげたような複数の目撃証言が一つに複合されたものがツチノコとする仮説もある(Wikipediaより)。

このツチノコという生物?生け捕りで2億円、死骸でも1億円という巨額の懸賞金を付けられたにも関わらず、誰一人として捕まえた事がないのは、足のあるヘビと同様にやはり存在しないのでしょうか?

 

さあ、ツチノコと足のあるヘビ、実在するのはいったいどっちなんでしょう?

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