平安遷都の日,時代祭
794(延暦13)年のこの日、桓武天皇が長岡京から山背国葛野郡宇太村の新京に移りました。「平安京」と命名されたのは、その年の11月8日でした。
平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に創建された平安神宮の例祭・時代祭はこの日に開催されます。

パラシュートの日
1797年のこの日、フランスのパリ公園でアンドレ=ジャック・ガルヌランが高度8000フィート(約2400m)の気球から直径7mの布製の傘のようなものと一緒に飛び降りた、これが世界初のパラシュートによる人間の降下となりました。着陸時に衝撃があったものの、無傷であった。
絹婚記念日
日本ネクタイ組合連合会と日本スカーフ協会が制定。
ネクタイやスカーフ等の絹製品のPRのため、結婚12年目の「絹婚式」を迎える夫婦に絹製品のプレゼントをと呼びかけています。
国際吃音啓発の日(International Stuttering Awareness Day)
国際吃音者連盟・国際流暢性学会などが1998年に制定。
吃音(どもり)についての理解啓発を求める日。
-
今日のおもな出来事
1958年 日本初のカラー長篇アニメーション『白蛇伝』が封切り。
1962年 キューバ危機。キューバにソ連のミサイル基地が建設されているとしてケネディ米大統領が海上封鎖を声明。
1973年 巨人がペナントレース最終戦で阪神に逆転優勝し、セリーグ9連覇を達成。
- 1987年 広島東洋カープの衣笠祥雄がこの日のシーズン最終戦をもって引退。当時の世界記録であったプロ野球連続試合出場記録は2,215でストップした。
1990年 熊本県警がオウム真理教総本部などを国土利用法違反で家宅捜索。
2009年 Windows7が発売開始。
-
今日の昔話
愛犬が知らせた山くずれ(愛知県の昔話)
むかしむかし、茶臼山(ちゃうすやま→愛知県東三河)のふもとの村に、日原喜兵衛(ひのはらきへえ)という侍(さむらい)が住んでいました。
喜兵衛(きへい)は家の近くの川原で白い子イヌをひろってきて、シロと名付けて家でかっていました。
シロは子どものいない喜兵衛夫婦にかわいがられて、大きくなっていきました。
ある日、喜兵衛が侍屋敷に泊まって仕事をしていると、留守を守っている奥さんの夢に白い衣をまとった神々しい若者が現れて言いました。
「裏の茶臼山がさけて、このあたりは泥水でうまってしまいます。早くここを、立ち退きなさい。わたしは、あなた方に恩を受けている者です」
目を覚ました喜兵衛の奥さんがおかしな夢を見たと思っていると、夫の喜兵衛があわただしく戻ってきました。
「おい! シロはどうした!? なにかあったのか!?」
「あら、シロがどうかしましたか?」
たずねる奥さんに、喜兵衛はこんな事を言ったのです。
「昨日の夜、お屋敷の外でイヌがしきりにほえるので、どこのイヌがほえておるのかと思って外へ出てみると、これがなんとシロではないか。シロをお屋敷へ連れてきた事など、一度もないのに。そのシロがわしの服のすそをくわえて、家の方へ引っ張るんじゃ。さては家で何かあったなと、急いで戻ってきたんだが」
喜兵衛の話を聞いて奥さんは、
「そう言えば、さっきわたしも」
と、夢の話をしました。
「白いイヌは神さまの使いと言うが、まさかシロが」
次の日、喜兵衛夫婦は村の家々をまわって夢のお告げを伝えました。
ですが誰も、話を信じてくれません。
仕方なく喜兵衛夫婦だけが、となり村にひなんしました。
すると次の日、茶臼山が突然くずれたのです。
川は土砂であふれ、あふれた土砂は喜兵衛の家をはじめ八十五軒もの家々を押しつぶしました。
この事で、四十人もの人が亡くなったそうです。
そしてシロは喜兵衛夫婦に山くずれを知らせた夜に姿を消したまま、二度と現れなかったという事です。
-
今日の雑学
半年前の熊本に引き続いて、今度は鳥取県で地震が発生し、現在も余震が続いています。
しかし、世界中には地震のほとんど発生しない地域があるのも事実です。
そんな地震のほとんどない国で地震が起きるとどうなるのでしょうか?
日本では日常茶飯事といっていい地震ですが、実は世界的に見ると、地震がほとんど起こらない国の方がはるかに多いのです。
オーストラリアでは、1989年にM5.6の地震があった他には、目立った震災はないようです。
アメリカやロシアでは一部を除いて国土の大部分で地震は起こりませんし、ヨーロッパでもイギリス、ドイツやフランス、スペイン、ポルトガルなど地震と無縁の国は少なくありません。
南アフリカもプレートの真上に乗っいるため、プレート境界地震が起きる確率はとても少ないそうです。
イギリスでは、ある年のクリスマスに震度1の地震が起こり、それが大ニュースになったことがありますが、そんな国の人が日本を旅行中に地震に遭えばかなり驚くはずです。
ただし、100%ない国はないです。過去の分布を見ても何千年に一度は起きています。
ちなみに、地震のない国にも地震学者は存在します。地震学とは地球規模で起こる地震という現象を研究する学問だからです。地震には国境はないのです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
それではまた、明日の「今日は何の日?」でお会いしましょう。