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世界の法の日
1965年の9月13日から20日までワシントンで開催された「法による世界平和第2回世界会議」で、9月13日を「世界法の日」とすることが宣言された。
1961(昭和36)年、東京で開催された「法による世界平和に関するアジア会議」で「世界法の日」の制定が提唱され、2年後の1963年アテネで開かれた「法による世界平和第1回世界会議」で可決され、第2回世界会議で宣言されたものである。
この日とは別に、日本では1960年から10月1日を「法の日」としている。
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司法保護記念日
- 司法保護事業団が1933(昭和8)年に、「司法保護デー」として制定。1952(昭和27)年、「少年保護デー」とともに「更生保護記念日」に統合されました。
犯罪の予防と犯罪者の更正を見守る司法保護司や保護機関の働きを広く知ってもらう日。
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乃木大将の日
1912(大正元)年のこの日、乃木希典大将が、明治天皇の大喪の日に、夫人とともに殉死した。
自宅のあった地に、乃木大将を祀った乃木神社が建てられた。

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今日のおもな出来事
1503年 ミケランジェロが『ダビデ像』の制作を開始。ダビデ像 (ミケランジェロ)
1587年 豊臣秀吉が大坂城から京都・平安京大内裏跡の聚楽第に移る。(新暦10月14日) 聚楽第
1912年 明治天皇御大葬。 明治天皇
1945年 国後島のソ連軍が「千島列島はソ連領」と布告。
1970年 日本万国博覧会(大阪万博)が閉幕。183日間で入場者数延べ6422万8770人。日本万国博覧会
1974年 ハーグ事件。日本赤軍がオランダ・ハーグのフランス大使館を占拠し、フランスで収監中の日本赤軍メンバーの釈放を要求。ハーグ事件
1985年 ファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』発売。 スーパーマリオブラザーズ
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今日の四字熟語
百鬼夜行(ひゃっきやこう)
意味:多くの悪人がのさばり、勝手気ままに悪事を行うこと。
由来:様々な妖怪が闇夜に列をなして歩く様から。
用例:この業界は曲者ぞろいの百鬼夜行で、苦労したよ。
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今日のことわざ
石の上にも三年
由来:冷たい石でも、我慢して3年も座り続ければ温まることから。
意味:どんなにつらいことでも、我慢して努力を続けていれば必ず報われるということ。
使い方:今はつらいかもしれないが耐えてくれ。石の上にも三年というじゃないか。
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今日の昔話
一袋の米(大阪府の民話)
あるとき、お城につかえる曽呂利(そろり)さんが、秀吉公(ひでよしこう→豊臣秀吉)にこんなお願いをしました。
「私の町は貧しい人が多く、みんな毎日食べるものに困っています。そこで殿さまのおなさけをもちまして、紙袋一ぱいほどの米を分けてやりたいと思います。どうぞお許しくださるよう、お願いいたします」
「紙袋一杯の米じゃと? 何じゃそのくらい。お前の好きなようにせい」
「あのう、それが大きな袋でして」
「たかが、紙の袋じゃ。好きなだけもたせてやれ」
「はあ。さすがは、おなさけ深いお殿さまでございます。町の者も、さぞかし喜ぶことでしよう」
曽呂利はペコぺコおじぎをして、秀吉公の書付(かきつけ→江戸時代、将軍や老中の命令を伝えた公文書)をおしいただいてお城をさがりました。
それから、十日ほどたったある日の事です。
「殿さま、大変でございます」
と 家来が、秀吉公のところへかけつけてきました。
「いかがいたした?」
「ちょっと、それがその、口では説明しにくいので見てください。・・・ああ、あれです」
家来が指さす方を見ると、秀吉公の米倉の中の一つに、それは大きな紙の袋がすっぽりかぶさっています。
そして大勢の町人が、米倉からどんどんお米を運び出しているのです。
おどろいた役人が止めようとすると、あの曽呂利が殿さまの書付をみせて役人を下がらせます。
「殿、あのとおりです」
「ううむ・・・」
「あのぶんですと、かなりたくさんの米が出ていってしまいます。ここは何とかしないと、大変なことになります」
しかし秀吉公は怒るどころか、おもしろそうに笑いました。
「ふむ、ふむ、なるほど。これはけっさく。おもしろいわい」
「殿、笑っている場合ではございません。早く、止めてくださいますよう」
「まあ、よいではないか」
「しかし、あんなにどっさりのお米を」
「よいよい。わしはあいつと約束をしたのだ。すてておけ。・・・それにしても曽呂利のやつ、でっかい袋を作ったもんじゃ。うひゃははははは」
次の朝、曽呂利がお城にやって来ました。
「殿さま、昨日はありがとうございました」
「よい、礼にはおよばん。それにしても、すごい袋をつくったものだ」
「はい。あれだけで十日ほどもかかりました。いただきました米は、荷車で百二十台分ございました。お約束通り町の貧しい人達に、『これは、おなさけ深い殿さまからのお米だ』と言って分けてやりました。みんな、涙を流して喜こんでくれました。殿さま、曽呂利からもお礼申し上げます」
「でかした。さすがは曽呂利じゃ。・・・じゃが、今回だけでかんべんしてくれよ。うひゃははははは」