今日は何の日? 9月15日

スポンサーリンク



  • 老人の日

2002年1月1日改正の「老人福祉法」によって制定。2003年から「祝日法」の改正によって「敬老の日」が9月第3月曜日となるのに伴い、従前の敬老の日を記念日として残す為に制定された。
なお、敬老の日として国民の祝日となる以前の9月15日は、1963年までは「としよりの日」、1964年と1965年は「老人の日」という名称の記念日であった。
国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意慾を促す日。

550801

 

  • スカウトの日

1974年に5月5日を含む日を「スカウト週間」として制定。1990(平成2)年に「スカウト奉仕の日」に改称して9月15日に変更し、翌1991年に「スカウトの日」に再度改称した。
奉仕活動を通じて地域社会へ貢献するとともに、ボーイスカウトの活動が地域社会に根ざした実践活動であることを広く社会にアピールする日。
ボーイスカウトではこの日から新しい年度が始る。

051627

 

  • ひじきの日

三重県ひじき協同組合が1984年に制定。
「敬老の日」に因み、昔からひじきを食べると長生きをすると言われていることから。

ひじきの煮物
ひじきの煮物

 

  • 大阪寿司の日

関西厚焼工業組合が制定。
押し寿司などの大阪寿司は生魚を使わないことからお年寄りにも安全・安心であるとして、長らく「敬老の日」であったこの日を記念日とした。

サバの押し寿司
サバの押し寿司

 

  • 今日のおもな出来事

1600年 関ヶ原の戦い。徳川家康の東軍7万5千人が豊臣方・石田三成の西軍12万8千人に勝利。(新暦10月21日) 関ヶ原の戦い

関ヶ原合戦図屏風
関ヶ原合戦図屏風

 

1835年 チャールズ・ダーウィンがガラパゴス諸島に到達。 チャールズ・ダーウィン

野生のガラパゴスゾウガメ
野生のガラパゴスゾウガメ

 

1958年 朝日麦酒(現在のアサヒビール)が日本初の缶ビールを発売。

2000年 第27回オリンピック・シドニー大会が開幕。 シドニーオリンピック

2003年 阪神タイガースが18年振りにリーグ優勝。阪神タイガース

2008年 アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズが倒産。「リーマン・ショック」と呼ばれる世界的な金融危機の引き金となる。 リーマン・ショック

  • 2013年  東京ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティンが日本プロ野球のシーズン新記録となる56本塁打、アジア新記録となる57本塁打を放つ。

 

 

 

  • 今日の四字熟語

本末転倒
意味:物事の大事なことと、そうでないことを取り違えること。
由来:「本末」とは樹木の根元と末端の意味。
用例:練習をし過ぎて、肝心のゴルフコンペの日に体調不良なんてまさに本末転倒だ。

  • 今日のことわざ

三人寄れば文殊の知恵
由来:文殊とは、文殊菩薩のことで、知恵を授けてくれる菩薩とされていることから生まれた。
意味:平凡な人間でも、3人集まって考えれば、良い知恵が浮かぶということ。
用例:一人ではだめでも、三人寄れば文殊の知恵というから、皆で集まって相談しよう。

文殊菩薩
文殊菩薩

 

    • 今日の昔話


童話・昔話・おとぎ話の「福娘童話集」

タヌキのお梅(徳島県の民話)

むかしむかし、ある町に吉平(きちべい)という、歌の上手な男がいました。
ある夏祭りの夜、いつものように庄屋(しょうや)の家のひろい庭で盆踊りがはじまりました。
踊りの輪のまん中には、おもちをつく臼(うす)をさかさに置いた音頭台(おんどだい)があります。
その上に立って何人かの音頭取りが代わる代わる自慢の声をはりあげていました。

さて、最後の音頭取り、もちろん吉平です。
他の者たちも吉平の出番を待っていて、帰る者はほとんどいませんでした。
そして音頭台にあがった吉平は、見事な歌で踊る人たちを楽しませました。
その吉平が、家に帰る途中で行方不明(ゆくえふめい)になっていたのです。
村人たちは近くの村々にまで出かけて探しましたが、吉平の行方はまるでわかりません。
「これだけ探しても見つからんのは、もしや・・・」
村の老人が、ポツリと言いました。
「じいさん、何か知っているのか?」
村人の一人がたずねると、老人が言いました。
「子どもの頃に聞いた話だが、タヌキは歌の上手な人間が好きで、歌が上手な者がいると連れ去るそうだ」
その話を聞いて、だれもが風呂(ふろ)ノ谷に住む古ダヌキのお梅(うめ)の事を思い出しました。
そこでみんなで、風呂ノ谷へ出かけていきました。
うす暗い谷底を進むと、むこうの岩の上に吉平の姿が見えました。
吉平はタヌキのお梅とむかいあってすわり、仲むつまじそうに話をしています。
その時、村人に気がついたタヌキのお梅は吉平になにか耳うちをして、岩のうしろへ姿を消しました。
すると吉平は急に、岩の上で倒れてしまったのです。
村人たちがかけよって、
「吉平! 吉平!」
と、よびましたが、吉平は答えません。
仕方なく村人たちは気を失っている吉平を背負うと、家まで連れて帰りました。
ふとんに寝かせても吉平は青ざめた顔をして動きませんでしたが、真夜中になるとむっくり起きあがりました。
「お前さん。気がついたんだね」
奥さんが声をかけましたが、吉平はきょとんとした顔つきで遠くを見つめるばかりです。
そして、
「お梅、お梅」
と、タヌキの名前を呼びながらフラフラと家から出ていこうとするので、村人たちが取り押さえて柱にしばりつけました。

041107

吉平は数日後に正気に戻りましたが、話を聞くとタヌキのお梅が若い娘に化けて、歌の上手な吉平の奥さんになったつもりでいたという事です。

 

スポンサーリンク