F・アロンソ、トヨタからWEC参戦正式決定

 

WEC 2018-19 シーズンの参戦ドライバーを決定
フェルナンド・アロンソが#8号車のドライバーに

TOYOTA GAZOO Racingは2018-19 シーズンのWECに参戦するドライバー・ラインナップを決定しました。フェルナンド・アロンソが新たにチームに加わりWECに参戦します。

チームは既にフランス西部自動車クラブ(ACO)へ参戦の登録を申請しており、ル・マン24時間レース2戦を含む全8戦からなる2018-19シーズンに2台のハイブリッド車で参戦する予定で、最大の目標であるル・マン優勝と共にシリーズ・チャンピオンを目指します。

TOYOTA GAZOO Racingは、昨シーズンのTS050 HYBRIDに更なる熟成を加え、今シーズンのWECに参戦します。厳しい耐久レースの場で最先端ハイブリッド技術の開発を行うことは、「もっといいクルマづくり」のために大変有益であり、引き続き重要なプロジェクトとして取り組んでいきます。

TS050 HYBRID #7号車のドライバーは、昨年同様、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスになります。

TS050 HYBRID #8号車は、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴に加えて、新たにフェルナンド・アロンソが加わります。

フェルナンド・アロンソにとっては、5月に開催される開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースがWEC LMP1カテゴリーのデビュー戦となり、F1と日程が重ならない全ての2018-19シーズンのWEC全戦に参戦する予定です。

2017年には、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴と共に5勝を挙げたアンソニー・デビッドソンは、2014年WEC世界チャンピオンとしての経験を生かし、リザーブ兼開発ドライバーとしてチームに残り、引き続き重要な役割を担います。

ル・マン24時間レースの2度の覇者であるアレックス・ブルツは、引き続き、2016年から続くチームのアドバイザー兼アンバサダー(親善大使)として、チームをサポートしていきます。

村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)

この2018-19 WECは最大目標であるル・マン24時間レースが2回ある、特別なシーズンになります。新加入のフェルナンドはWECではルーキーになりますが、長年に渡るトップレベルでの活躍は周知のことであり、必ずチームに貢献してくれるものと信じています。チーム全員が彼とレースが出来ることを喜んでいます。耐久レースではチームの総合力が重要ですが、なかでも今シーズンのドライバーに関してはレベルの高い強力なラインナップとなりました。一方、これまで様々な厳しい状況で活躍してくれたアンソニーには心から感謝の意を申し上げたいと思っています。彼は引き続きチームのメンバーとして、重要な役割をお願いするので、今シーズンも忙しい日々を送ることになります。

フェルナンド・アロンソ

ル・マン24時間レースに初めて参戦できる事をとても嬉しく思っています。ル・マンは以前から参戦を夢見てきたレースです。耐久レースは、F1のようなスプリントレースとは違いますが、デイトナ24時間レースではその一端を経験し、本当に楽しむことができました。耐久レースで豊富な経験を持つセバスチャン、一貴の2人から学びながら、ともにレースをするのが楽しみです。短時間で学ばなければいけないことも多いでしょうが、心の準備は出来ています。開幕戦を迎えることを心待ちにしています。

豊田章男 (トヨタ自動車社長)

LMP1のクルマに乗ってみたい…、そしてル・マンを走りたい…勝ちたい…。その想いを叶えるためのパートナーとして、トヨタを選んでくれてありがとう。

今まで数々のレースを戦い、我々の誰もが経験したことのない景色を見てきたアロンソ選手がトヨタガズーレーシングのクルマに乗ることにとてもワクワクしています。彼がクルマに乗ることで、我々のクルマが更に鍛えられていくと思います。

そして、ドライバーやチームメンバー全員が耐久レースで今まで学んできたことに、彼の経験から学びとれることが加わるとトヨタガズーレーシングがどう成長できるのか…、私自身、本当に楽しみですし何より、メンバー全員がその成長を楽しみにしています。

WECという耐久レースの道で、そして、その中でも過酷を極めるル・マン24時間レースという道でアロンソ選手と共に、トヨタガズーレーシングが誰よりも長い距離を走り切れるよう…、そして、その先にある”もっといいクルマ”をお客様にお届けするというゴールに向けても、心ひとつに一緒に走っていければと思います。

アロンソ選手を迎えセブ、一貴、マイク、可夢偉、ホセ…6人のドライバーと共にトヨタガズーレーシングはゴールに向けて、”思いっきり”走ってまいります。今シーズンもトヨタガズーレーシングを応援いただければ嬉しく思います。よろしくお願いします。

TOYOTA GAZOO Racing プレスリリースより

 

 

TOYOTA GAZOO Racing、2017年の活動計画を発表

2月2日、TOYOTA GAZOO Racingは、2017年の活動計画を発表しました。

あれこれ説明するよりも、1時間少々と少し長いですが、TOYOTA GAZOO Racingの公式サイトの動画を見ていただきましょう。
SuperGT関連は50分辺りからになります。

 

SuperGT500クラスのラインナップは、ほぼAUTO SPORTの予想通りに。
唯一予想と異なったのは、36号車・中嶋一貴の相棒がN・キャシディではなく、以前の相棒だった旧37号車のJ・ロシターだったことくらい。

そして昨日の記事でも取り上げたレッドブルのスポンサードを受けるのは、これまた予想通り37号車。

トムス、2台のGT500参戦体制を発表。レッドブルは37号車をサポート

カラーリングはまだ発表されていませんが、はたして上の画像のようなカラーリングになるのでしょうか?

それと驚きだったのは、予想されていたとはいえ、チームインパルの関口雄飛の19号車への昇格と、ニッサン系にもかかわらずマーテンボローの起用。
星野さんが相当プッシュしたのかな?

あと、チームルマンの残り1席に誰が座るのか。
意外とインパルを放出された新婚のオリベイラあたりかもしれませんね。

 

 

スポンサードリンク




TOYOTA ヤリスWRCのターマックテストの模様を公開

TOYOTA GAZOO Racingは、2017年の世界ラリー選手権(WRC)に投入するトヨタ・ヤリスWRCのターマック(舗装路)テストの模様を動画で公開した。( 以下、AUTO SPORT Web & TOYOTA GAZOO Racing HP より)

今回公開された動画では、そんなヤリスWRCのテスト走行の模様が収められている。また動画にはチームエンジニアのトム・フォウラーらも登場。長期に渡ってテストを繰り返した後、過去に使用したコースで再テストを行ない、開発の方向性を確かめたきたなど、開発の舞台裏も明かされている。

トヨタの復帰初年度にヤリスWRCをドライブするのは開発ドライバーを担当してきたユホ・ハンニネンと、フォルクスワーゲンから移籍したヤリ-マティ・ラトバラの2名。テストドライバーは16年WRC2チャンピオンのエサペッカ・ラッピが務める。

 

注目のトヨタのWRC復帰初戦となる17年WRC開幕戦モンテカルロは、2017年1月19~22日に行われます。

来年のトヨタのモータースポーツ関連で、今回復帰戦となるWRCが最も早く、年明け早々に始まり全カテゴリーの先陣を切る形になります。

 

 

スポンサードリンク